今回のツアーの最大のハイライトは、コモドドラゴンのこども!

 昨年8月17日(インドネシア独立記念日!)に生まれた卵から、今年3月2日に赤ちゃんが生まれた。卵26個のうち、無事にかえったのは21個。4匹は病院に入院中で、17匹がパーク内の特別室で順調に育っている。

 サファリパークでコモドドラゴンの卵の孵化に成功したのは、これが初めて。5年ほど研究を重ね、ようやく成功した。
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 山岳地方の気候はかなり涼しく、コモドドラゴンの生息する島の環境とは大分、違いがある。このため、一番、気を付けているのは気温。孵化には人工孵化器を使い、赤ちゃんの入っている特別室は気温30℃に設定して、暖房している。入ると「むわっ」とする。

 番号を書いた、収納ケースのようなプラスチックケースが並べてあり、この中に1匹ずつ、赤ちゃんが入れられている。一緒にするとけんかをするので、ケース1個につき1匹ずつ。中にはちぎった新聞紙が入れてあるだけで、殺風景なのだが、特に何も必要ないそうだ。赤ちゃんは暗いのが好きで、新聞紙があると落ち着くそう。普段は、新聞紙の下に隠れてじっとしている。

 見かけはトカゲのようだが、色は、おなかの辺りがピンクで、尻尾の先と頭が黄色という、独特の色合い。くりっとした目がかわいい。ところが、ちろっと出る長い舌の先は2つに分かれていて、やっぱり、ただのトカゲじゃない。
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 飼育員のアルネ・トゥヌおにいさんとムルヤントおにいさんが毎日、糞の始末をしたり体重を計ったりして世話をし、2日に1度、サルモネラ菌のない高級オメガ卵の黄身を1/2個ほど食べさせる。意外に小食だが、コモドドラゴンは消化に長い時間がかかるので、大人になっても食事をするのは2週間に1度ぐらいだそう。その時に大量に食べだめをするそうだ。

 まだ性別はわからず、名前も付いていない。性別がわかるのは2年後ぐらいで、そのころには体長は1メートルぐらいになる。一般公開もそれまでお預け。それまでは大事に大事に育てられ、「温室育ちのコモドラゴン」としてのデビューを待つ。

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あるねおにいさん、むるやんとおにいさん(ぼごーる)
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有鱗目 オオトカゲ科 オオトカゲ属
コモドオオトカゲ
Komodo Dragon
Varanus komodoensis
Komodo Dragon

野生のコモドドラゴンは砂を掘ってその中に卵を産み、砂で埋めて、そのまま放置します。6カ月ほどして卵がかえると、赤ちゃんはすぐに森の中へ走って逃げ込み、木に登ります。そうしないと、仲間や家族に食べられてしまうからです。体が大きくなるまでの3年間ほどは地上に降りずに、樹上で生活をします。子供の時はトカゲや鳥を食べます。大きくなると地上で生活をし、鹿などの大型の生き物も食べます。死体を食べると体内にバクテリアが出来ます。人間を襲うこともあります。

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