インフルエンザが流行する季節は、日本では冬。 では、インドネシアで流行する時期はいつなのでしょうか?

 

インドネシアでの流行時期

 北半球は12月ごろ、南半球は7月ごろから3〜4カ月間がインフルエンザの流行時期です。

 ジャカルタは南半球ですが、お正月休みを日本で過ごしてインフルエンザにかかった人がジャカルタに戻り、その方を感染源とし、日本と同じ時期に流行の始まることがあります。

 

薬よりは休養を

 インフルエンザの症状で風邪と違うのは、①急に熱が上がって38°ほどの高熱になる②関節の痛みがあってだるくて起き上がれない——などです。風邪の典型的な症状であるくしゃみ、鼻詰まり、喉の痛み、咳などは、インフルエンザではいつも出るわけではありません。

  寒い所でインフルエンザにかかると、肺炎になりやすくて危険ですが、インドネシアは気温の高い国なので、症状が重篤になる事は少ないです。しっかり休養を取って、治してください。

 また、市販の薬で咳や痰といった風邪の症状を抑えることはできますが、それよりも、早めに医師の診察を受け、さらに体を温めて栄養を摂り、免疫力を高めることが肝要です。

 

4価ワクチンの予防接種

 インフルエンザの予防接種は、子供、高齢者、妊婦のほか、糖尿病や高血圧といった慢性疾患を患っている人にお勧めです。こういった免疫の低い人は、インフルエンザで症状が重篤化しないために、予防接種を受けた方が良いです。

 流行するインフルエンザにはA型とB型があり、世界保健機関(WHO)は毎年、流行しそうなワクチン株を発表します。北半球用ワクチンは10〜11月、南半球用ワクチンは5〜6月に用意されます。北半球用と南半球用で多少の違いはありますが、選定されているワクチン株が同じである場合は、大まかには同じですので、どちらかを受けていれば大丈夫です。

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共愛メディカル・サービスで使用している4価ワクチン。米国からの輸入品

 これまで使われていたのは、A型2種類とB型1種類のワクチン株から作られた「3価ワクチン」。これに対し、「4価ワクチン」とは、A型2種類とB型2種類のワクチン株から作られたもので、より有用性が高くなります。日本では2015〜2016年から使われ始め、共愛メディカル・サービスでも2016〜2017年から導入できるようになりました。

 なお、予防接種をすると2週間ほどで抗体が出来ます。