11月に予定されていた豊洲移転が延期となってニュースを賑わせている件は、さておき。「築地直送」「築地から毎週水曜、エアカーゴ(空輸)で届く」……ジャカルタでもよく耳にする「築地」というキーワード。築地とはどんな場所なんだろうか。素人でもふらっと行ける場所なのか?

 午前7時半ごろ築地駅に着くと、ビニール袋を提げて、もうすでに帰り道にある人も。築地は朝が勝負。できるだけ朝早く、午前7〜8時ごろには行くべし。

 築地本願寺の横を通って進み、交差点を越すと、いきなり、うわっと店と人が集まり、狭い通路には人があふれている。ここが「場外市場」。敷居が高いイメージだったのだが、入りやすい、と言うより、もうすぐそこに、築地が始まっている。「場外」は外国人観光客もたくさんいて、観光客ウェルカム。数ある店のうちどこへ行ったらいいか?と戸惑う人に、+62のお薦め店をご紹介(下)。

 卸売専門の「場内」はがらっと雰囲気が変わって、ピリピリしている。狭い通路を人が通り、ターレーが走り、「邪魔にならないようにしよう」と思っても、邪魔にならない場所がない。観光客が行くのはあまりお勧めしない。

 場外には、「築地直送」の(場内から仕入れた)すしや海鮮丼、立ち食いのうどんやそば、おにぎり、卵焼き、団子、乾物、調理道具など食べ物に関する店がひしめき、物があふれ、活気に満ちている。この活気は、売り・買い、食う、といった人間の根源の欲求にこたえる場から発するものだろう。簡単に言えばテンションが上がる。

 限られた時間とお財布で、いかに良い物を買い、おいしい物を食べられるか、という「買い物競争」に参加している気分だ。この競争には当たりと大当たり、まれにハズレはあっても、大ハズレはない、という安心感。

 人はどんどん増えていき、正午ごろがピーク。午後2時ごろに、すっと人は引いた。そのころには多くの店は閉まり、人気の品は売り切れになっている。荷物をぶら下げて帰る時は、言いようのない余韻と充実感で心が満たされている。築地は楽しい!

 

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茂助だんご(場外店)
東京都中央区築地4-14-18-101 Tel : +81(0)3-3549-8730
7 : 00 – 15 : 00

 

 

 

 

 

 

p1600138佃文
東京都中央区築地5-2-1(場内)
Tel : +81(3)3542-1925

 

 

 

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