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インドネシア映画倶楽部

Vigo

【インドネシア映画倶楽部】第52回「ヴァルゴ・アンド・ザ・スパークリングス」 JKT48元メンバーがスーパーヒーローに

「ヴァルゴ・アンド・ザ・スパークリングス」(Virgo & The Sparklings)JKT48の元メンバーがコミック原作のスーパーヒーロー役で主演。さわやかな女子高生によるヒーローらしからぬヒーロー物語は、笑いも含めて終始楽しく鑑賞できる娯楽大作。面白いので、是非!文と写真・横山... Read More...
Kembang Api

【インドネシア映画倶楽部】第51回「花火」 日本映画「三尺魂」のリメイク版

「花火」(Kembang Api)日本映画「三尺魂」のリメイク。インドネシア版では、花火に記されたジャワ語「Urik Iku Urip」(人生は輝かしい)が物語のカギになる。俳優4人の緊迫した会話劇が舞台を見ているようだ。文と写真・横山裕一 2018年公開された日本映画「三尺魂」のイン... Read More...
Bismillah Kunikahi Suamimu

【インドネシア映画倶楽部】第50回「神の名において、あなたの夫と結婚します」 イスラム世界ならではのラブストーリー

「神の名において、あなたの夫と結婚します」(Bismillah Kunikahi Suamimu)インドネシアで「ポリガミ」(poligami)と呼ばれる多重婚がテーマで、その中での愛情、誠実さ、自己犠牲が描かれます。多重婚をテーマにした映画はこれまでにもあり、その都度、論議を呼んできました。今回は現代ジャカ... Read More...
JJJLP

【インドネシア映画倶楽部】第49回「遠き道のり 帰るのを忘れないで」 ロンドンが舞台の人気映画第二弾

「遠き道のり 帰るのを忘れないで」(Jalan Yang Jauh Jangan Lupa Pulang)家族から遠く離れ、英国ロンドンにいる主人公。彼女の帰るべき場所は家族なのか、それとも別の場所なのか。現代インドネシアの家族のあり方、主人公の自立と自分らしく生きる模索が描かれている。前作に続き、ヒットの予... Read More...
Autobiography

【インドネシア映画倶楽部】第48回「自叙伝」 ジャワの片田舎で展開する傑作サスペンス

「自叙伝」(Autobiography)「上映を待ちに待った作品」と横山裕一さん。国際映画祭でも数々の受賞を果たした注目作品が満を持しての登場です。文・横山裕一 2022年ベネチア国際映画祭でインドネシア映画として初めて上映され、東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞するなど、多数の国... Read More...
Puisi Cinta yang Membunuh

【インドネシア映画倶楽部】第47回「殺しの愛の詩」 巨匠が手掛ける初のホラー映画とは

「殺しの愛の詩」(Puisi Cinta yang Membunuh)2023年の第一作目は、巨匠ガリン・ヌグロホ監督が初めて手がけるホラー。「従来とは異なるジャンルを作るべきだと考えた」と監督が語る、「新しいホラー」とはどのようなものか。CGはいっさい使用せず、ほとんどのシーンは昼間でありながら、恐怖感を作... Read More...
Cek Toko Sebelah 2

【インドネシア映画倶楽部】第46回「隣の店をチェックしろ 2」 華人社会を描いた人気コメディ映画の第2弾

「隣の店をチェックしろ 2」(Cek Toko Sebelah 2)インドネシアでの華人社会の抱える問題を取り上げつつ、小ネタギャグの応酬が随所に散りばめられたコメディ作品。今年の笑い納めにどうぞ。文と写真・横山裕一 2016年に公開され大ヒットしたコメディ作品「隣の店をチェックしろ」... Read More...
Sri Asih

【インドネシア映画倶楽部】第45回「スリ・アシィ」 インドネシアコミックのオリジナルヒーローが映画で復活

「スリ・アシィ」(Sri Asih)インドネシア版「スーパーウーマン」、インドネシアコミックのヒーローが映画化でよみがえる。社会問題を背景にしたアクション映画で、「ハリウッド作品にも引けを取らない」と横山裕一さんが高く評価。文と写真・横山裕一 1950年代にヒットしたインドネシアコミッ... Read More...
「7番房の奇跡」

【インドネシア映画倶楽部】第44回「7番房の奇跡」 冤罪の父親と娘の親子愛

「7番房の奇跡」(Miracle in Cell No.7)筆者の横山裕一さんは、「まんまと涙を流してしまいました。展開はありがちで先が読めるのですが、うまく乗せられてしまう、という感じでしょうか。いい作品だと思います」とお薦め! 韓国映画のリメイクですが、インドネシアらしい情景が味わい深く盛り込まれています... Read More...
Mencuri Raden Saleh

【インドネシア映画倶楽部】第43回 「ラデン・サレを盗め」 名画をめぐり二転三転する痛快アクション

「ラデン・サレを盗め」(Mencuri Raden Saleh)「オーシャンズ」シリーズをほうふつとさせる「ラデン・サレを盗め」。ターゲットがインドネシアの名画、というのもワクワクさせられる。監督は「フィロソフィ・コピ」シリーズのアンガ・ディマス・サソンコ、主演は大人気のイクバル・ラマダン。映画館のポ... Read More...
Pengabdi Setan 2 : Communion

【インドネシア映画倶楽部】第42回 「悪魔の奴隷 2:聖体拝領」 大ヒットホラーの第2弾

「悪魔の奴隷 2:聖体拝領」(Pengabdi Setan 2 : Communion)夏はホラー、というわけでもなく、年中ホラー映画のインドネシア。再び爆発的なヒットを飛ばし始めているのが本作。舞台はジャカルタの集合住宅。東南アジアで初のIMAX撮影を行い、時代性も映した話題作だ。文と写真・... Read More...
My Sassy Girl

【インドネシア映画倶楽部】第41回 「猟奇的な彼女」 韓国大ヒットコメディロマンスのリメイク版

「猟奇的な彼女」(My Sassy Girl)韓国の大ヒット映画リメイク版、再び。日本では草彅剛主演でドラマ化された「猟奇的な彼女」です。韓国の本家版とインドネシア版の違いを見比べたり、ジャカルタの身近な場所がロケ地になっているのを見るのも楽しいです。文と写真・横山裕一 自由奔放すぎる... Read More...
KKN

【インドネシア映画倶楽部】第40回「踊り子の村でのKKN」 観客動員記録を塗り替えたホラー映画

「踊り子の村でのKKN」(KKN di Desa Penari)インドネシア映画史上で観客動員数ナンバーワンとなり、ロングランを続けているホラー映画。インドネシアでホラー映画は人気だが、この「踊り子の村でのKKN(カーカーエヌ)」では、残酷な殺害シーンなどはなく、心理的な恐怖が次第に高まっていく作りになってい... Read More...
Marley

インドネシア映画倶楽部 第39回 「マーリー」(Marley) 犬を交えた定番ファミリードラマ

文と写真・横山裕一 近年、ジャカルタでは主に中間層以上でペットブームが起きているようだ。以前はジャワ文化の影響で美しい鳴き声の小鳥くらいだったが、最近は日本と同じく犬や猫を室内で飼う人が増えている。西ジャカルタのショッピングモール、セントラルパークの中庭ではペット持ち込み可能となり、大勢の人がペットを... Read More...
Tikam Polisi Noken

インドネシア映画倶楽部 第38回 「パプア人警察官ティカム」(Tikam Polisi Noken) パプア州警察が制作、監督、出演まで

文・写真:横山裕一 警察による警察のための警察の映画、とまでいったら怒られてしまうかもしれないが、パプア州警察本部長プロデュース、監督は同警察本部人事局長、さらに出演も地元俳優以外に警察関係者多数とパプア警察総動員の作品。 2019年11月公開作品で国家警察制作の刑事アクション映画があったが(... Read More...
「フォトコピー」(Courtesy of Netflix)

インドネシア映画倶楽部 第37回 番外編(Netflixより) 「フォトコピー」(Penyalin Cahaya / Photocopier) 2021年FFI受賞ほぼ総ナメの話題作

文・横山裕一、写真・Netflix提供 劇場で公開されておらず、ネットフリックスのみで配信公開されている作品だが、2021年インドネシア映画祭(FFI)の長編映画カテゴリーで、全17部門のうち最優秀作品賞や監督賞など12部門までを独占した話題作でもあるので紹介したい。「フォトコピー」より(Courte... Read More...
本作品にも登場する、南ジャカルタ・ブロックMのコーヒーショップ

インドネシア映画倶楽部 第36回 「ベン&ジョディ」(Ben & Joddy) 「フィロソフィ・コピ」が一転アクション映画に!

文と写真:横山裕一 人気映画「フィロソフィ・コピ」(コーヒー哲学/Filosofi kopi:2015年公開、2:2017年公開)シリーズの第3弾で、番外編、あるいはスピンオフ的な作品。ポスターや予告編ですでにわかってはいたが、コーヒーにかける情熱や友情を描いたこれまでの物語から、銃弾まで飛び交うアク... Read More...
Just mom

インドネシア映画倶楽部 第35回 「ジャスト・マム」(Just Mom) 偉大なる母親の愛情

文と写真:横山裕一 母親の子供に対する偉大なる愛情を描いた、涙さそうファミリー映画。インドネシアの大御所女優、クリスティン・ハキムによる「これぞインドネシアの母親像」と言わんばかりの貫禄の演技も味わえる。 物語はすでに大人になった3人の子供を持ち、癌闘病を続ける母親シティを中心に描かれる。すで... Read More...
Sepeda Presiden

インドネシア映画倶楽部 第34回  「大統領の自転車」(Sepeda Presiden) 巨匠監督が描くファミリーミュージカル映画

文と写真:横山裕一 インドネシアを代表する巨匠、ガリン・ヌグロホ監督の映画制作40周年を記念した最新作はヘストゥ・サプトゥラ監督との共同指揮によるファミリー向けのミュージカル映画だ。インドネシアで最も美しいダイビングスポットのひとつとしても有名な、西パプア州ラジャアンパットの大自然を背景に元気な子供3... Read More...
Yuni

インドネシア映画倶楽部 第33回 「ユニ」(Yuni) 十代女性の夢と因習にとらわれた現実を描く話題作

文:横山裕一 今年のインドネシア映画祭で14部門ノミネート、最優秀主演女優賞を獲得し、2022年の米アカデミー賞外国語作品賞への出品作としても選ばれた話題作。卒業間際の女子高生ユニが大学進学を夢みながらも、特に地方で根強く残る男性優位の社会因襲による女性の早期結婚風潮などとの板挟みに悩む姿が等身大に描かれてい... Read More...
ポスター「Seperti Dendam, Rindu Harus Dibayar Tuntas」

インドネシア映画倶楽部 第32回「怨嗟のごとく、恋慕は完済されるべし」(Seperti Dendam, Rindu harus Dibayar Tuntas) 暴力の先にある愛情を描いた快作

文・写真:横山裕一 新型コロナウイルス感染が沈静化しつつあるのを受けて、2021年11月頃から映画館が一斉に再開された。12月初旬に一時帰国から戻った筆者も早速映画館へ。館内の電光掲示板にはインドネシア映画の新作ポスターがずらりと掲げられ、そこには嬉しいことにコロナ禍前の雰囲気が蘇っていた。若干早い気もするが... Read More...
映画「チュッ・ニャ・ディン」

インドネシア映画倶楽部 第31回 「チュッ・ニャ・ディン」(Tjoet Nja’Dhien) 
 1988年名作の再上映・アチェの女傑伝

文・横山裕一 新型コロナ禍の影響で映画館への入場者が伸びないためか、ジャカルタで映画館が再開して半年が経つものの、新作が未だ多くは公開されないのは残念な現状だ。しかし悪いことばかりではなく、今回のようにかつての名作が再上映されるのは嬉しいことである。 映画「チュッ・ニャ・ディン」は現在のスマト... Read More...
Pulau Plastik

インドネシア映画倶楽部 第30回 「プラスチックの島」(Pulau Plastik) 衝撃的な環境問題の現実も見つめるドキュメタリーロードムービー

文・横山裕一 断食月も残すところあと数日となった週末、久しぶりに映画館の上映情報をチェック。すると新作のインドネシア作品が上映されていることを知り、早速映画館へ。新型コロナウイルス流行禍で、2020年11月に映画館が再開したものの12月に新作が若干出て以来、ホラー映画か外国作品ばかりだったため、2021年最初... Read More...
science of fiction

インドネシア映画倶楽部 第29回 「サイエンス・オブ・フィクション ある男の騒動記」(SCIENCE OF FICTION Hiruk-Pikuk Si Al-Kisah) 
過去、現代社会を斬る示唆に満ちた快作

文・横山裕一 政界、財界、そして我々が生活する日常社会を含めて、現実の陰には裏の現実が潜んでいることがなんと多いことだろう。どちらが真実(ノンフィクション)でどちらが虚構(フィクション)なのだろうか。そんな事をあれこれと考えてしまうような示唆に富み、過去を含めた現代社会を批判した印象深い作品が「サイエンス・オ... Read More...
kemarin

インドネシア映画倶楽部 第28回 「昨日」(KEMARIN) 
 人気バンドを襲った津波の悲劇ドキュメント

文・写真 横山裕一 新型コロナウイルスによるパンデミックの影響でインドネシアの映画館も3月下旬から閉鎖となり、映画館での鑑賞ができなくなったが、ようやく10月中旬にCGVが再開、11月中旬には最大手のシネマ21が再開となった。再開当初はインドネシアの新作が上映されなかったものの、今月に入ってようやく新作映画が... Read More...

インドネシア映画倶楽部 第27回 番外編:リリ・リザ監督最新作 
「フンバドリーム」(HUMBA DREAMS) スンバの魅力溢れる青春映画(NETFLIX配信)

文・写真 横山裕一 7月9日から動画配信サービス「NETFLIX」で、リリ・リザ監督作品「フンバドリーム」の配信が東南アジア地域で始まった。2019年、ジョグジャカルタ、韓国・釜山などの映画祭での上映や一部の上映会以外では初めての公開となる。  「フンバ」(HUMBA)とは、東ヌサトゥンガラ州スンバ島の「スンバ」... Read More...

インドネシア映画倶楽部 第26回 「ワメナより愛を込めて」(CINTA DARI WAMENA) 
友を想うことの大切さ 
(TANAKHIR FILMS特別ネット配信より2013年作品)

文・写真 横山裕一 歌は魂に響き、歌詞は心を揺さぶる。楽しい時も苦しい時も、唇には歌を。友を想うが故に厳しいことも言い、好きな人を想うが故に別れることもある。主人公は歌う。「信じちゃいけない、夢は来たけどもう行ってしまった…」 本作品は、ジャカルタからみると遥か遠く、パプア州の山岳地帯、ワメナで繰り広... Read More...

インドネシア映画倶楽部 第25回 
番外編「#自宅待機 (#dirumahaja)」

文・写真 横山裕一 新型コロナウィルスの感染拡大で、ジャカルタが緊急対応として自宅待機要請が始まって一週間余り。同時に映画館を含めた娯楽施設も閉鎖となり、同稿も開店休業となってしまった。 ソーシャルメディアでは「#自宅待機(#dirumahaja)」と言うハッシュタグが飛び交い、ここ数日では自宅待機に... Read More...

インドネシア映画倶楽部 第24回 「メッカへ行くぞ」(MEKAH I’M COMING) 
大巡礼めぐるドタバタコメディ

文・写真 横山裕一 イスラム教徒にとって重要な意味を持つメッカ大巡礼をめぐってのコメディドラマ。中部ジャワ州の片田舎とジャカルタを舞台にドタバタ喜劇が続く。 自動車修理業を営むエディはエニと相思相愛。しかしエニの父親は反対で、娘を金持ちの男性と結婚させようとする。このためエディはエニを幸せにする誓いと... Read More...