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インドネシア映画倶楽部 第16回 「ただの人として(HANYA MANUSIA)」 
警察プロデュースの刑事アクション

文・横山裕一    映画が始まる。スクリーンに冒頭からインパクトあるカットが続く。怪しげな男が口笛を吹く口元のアップ、ギラつきながらも澱んだ瞳のアップ。一方で猿ぐつわをされうめき声を上げる少女の口元、縛られた手、怯えた目のアップ。これらのカットがフラッシュバック...

インドネシア映画倶楽部 第15回 「スシ・スサンティ ラブ・オール(SUSI SUSANTI LOVE ALL)」 
国民的英雄の栄光と苦悩

文・横山裕一    インドネシア初のオリンピック金メダリスト、バドミントンのスシ・スサンティ選手の現役時代を、周囲からの愛と時代の苦悩を交えて描いた作品。国民的英雄である彼女は、2018年インドネシアで開催されたアジア大会でも聖火を灯す役割を果たしている。 ...

インドネシア映画倶楽部 第14回 「僕にイスラムを教えて(AJARI AKU ISLAM)」
宗教を越えた愛と現実

文・横山裕一    愛し合った若い男女は宗教の違い、民族の違いを乗り越えられるのか。この作品はイスラム教徒が大半を占めるインドネシアならではのテーマであるとともに、イスラム教が台頭する世界各国、国際化の進む日本をも含めて身近となりうるテーマである。  中華...

インドネシア全34州の旅 #28 西スマトラ州  ブキティンギのグランドキャニオン

文・写真…鍋山俊雄    インドネシアの地名を見聞きする中で、よく出てくる言葉の1つに「Bukit」(丘)がある。その中で西スマトラ州にある街がブキティンギ(Bukittinggi=高い丘)だ。今はパダンに次ぐ西スマトラ州第二の都市。インドネシア独立戦争当時は、...

台風、千葉、一時帰国 
停電の中、考えたこと

私は台風15号が千葉県を直撃した日に日本に一時帰国し、短い被災生活を経験した。 政府とマスコミにとっては「人ごと」の災害のようだったが、地球の気候変動でどんな災害も起こり得る今、誰にとっても「人ごと」と言える災害はない。 インドネシアに住んでいてももちろん、災害とは無縁で...

賀集さんの「千葉愛」エコバッグを販売

チレボンでバティック工房を主宰する賀集由美子(かしゅう・ゆみこ)さんが、台風被害に遭った千葉のマップを描いたエコバッグを作りました。東京の隣なのに意外と知られていない千葉の地理がよくわかります。観光名所や名産品などが細かく書き込まれ、「千葉愛」にあふれたマップ。なぜ、賀集さんが「...
Kyoai Medical Service

Food

西宮奈央さんのMasak Kira-Kira 
#18 ベトナム風蒸し鶏とスープ(フォー・ガー)

 訪れるたびにその土地の料理にうっとりし、食べ尽くせないことを悔やみながら戻って来る国があります。ベトナムはその筆頭です。インドネシア料理も大好きですが、また異なるスパイス、そして多彩なハーブ使いなど、その味わいのバリエーションには感心してしまいます。  現地の味をどうにか...

【インドネシア丸かじり】トウガラシのジャムを作ってみた

 「トウガラシのジャム」を作ってみた。レシピは、『+62』で連載中の「西宮奈央さんのMasak Kira-Kira」から。  チレボンでバティック工房を主宰している賀集由美子さんが「気に入って何回も作った」と言う。パンに塗って職人さんのおやつにしたら好評で、「これは何? チ...
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西宮奈央さんのMASAK KIRA-KIRA #17 
カリフラワーのスパイシー・フリッター

 カリフラワーが大好きです。ほろっと軟らかも、パキッと歯ごたえも、調理次第で自在。どんな味付けにもなじむクセのなさ。とても使いやすい野菜です。ゆでたり、焼いたり、ポタージュにしたり、いろいろな食べ方を楽しめます。  スパイスを使ってエキゾチックな風味に仕上げた、お気に入りの...
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西宮奈央さんのMASAK KIRA-KIRA #16 
トウガラシのジャム

 真っ赤でつややかな、こちらのジャム。甘やかな見た目に反して、ピリッと来ます。フレッシュなトウガラシがふんだんに使えるインドネシアならではのジャムを作ってみましょう。  使用するトウガラシは、辛さがマイルドで、大きくて肉厚なチャベ・ブサール(cabai besar)。赤く熟...

西宮奈央さんのMASAK KIRA-KIRA #15 
イカン・カンジョリ

 中部スラウェシ・バンガイ諸島への旅で出会ったおやつです。  島から島へと渡る船の中で、行商の女性が「カンジョリ、カンジョリ」と声を上げていました。カンジョリが何だかわからないままに呼び止めたところ、ビニール袋に入った、まゆ玉のような団子を示されました。早速、1袋を買い求め...

瓶入りチーズケーキ、出た!  
DOREの新製品

 一見プリン、実はチーズケーキ。北海道のチーズケーキ「LeTAO」とコラボした「DORE by LeTAO」の新製品だ。名前は「フロマージュ・ポット(Fromage Pot)」。  ガラスの瓶入りの、1人分の食べ切りサイズ。手軽にテイクアウトできるし、カットする手間もなくて食べ...

Travel

インドネシア全34州の旅 #28 西スマトラ州  ブキティンギのグランドキャニオン

文・写真…鍋山俊雄    インドネシアの地名を見聞きする中で、よく出てくる言葉の1つに「Bukit」(丘)がある。その中で西スマトラ州にある街がブキティンギ(Bukittinggi=高い丘)だ。今はパダンに次ぐ西スマトラ州第二の都市。インドネシア独立戦争当時は、...

インドネシア全34州の旅 #27 ジョグジャカルタ 
映画ロケ地巡りとワイサック

文・写真…鍋山俊雄    インドネシアでバリ島の次に、観光地として有名なのは、ジョグジャカルタだろう。世界遺産の仏教遺跡ボロブドゥールやヒンドゥー遺跡プランバナンが海外からの観光客を引き付けている。  ジョグジャカルタ特別州は、ジョグジャカルタ市と周辺...

インドネシア全34州の旅 #26  東ジャワ州②マドゥラ島 
全速力で駆け抜ける牛の勇姿、人工の石灰岩の造形

文・写真…鍋山俊雄    ジャカルタからバリに向かう飛行機で左側の窓際席に座っていると、ジャカルタから1時間ほど過ぎたあたりで、眼下に大きな島が広がる。ジャワ島に隣接し、2009年にスラマドゥ(スラバヤーマドゥラ)橋が完成してからは車で往来できるようになったが、...

インドネシア全34州の旅 #25  東ジャワ州① 
絶景ブロモ山とマランの「ブルーシティー」

文・写真…鍋山俊雄    インドネシアに住んでいると意外にあちこちで火山が噴火しており、日本と同じ火山国だと改めて感じる。一方で、美しい山も多い。私はあまり登山はしないが、登山好きの方には興味深い山々が多いそうだ。その中で、朝焼けの風景が「まるで月面のように美しい」...

インドネシア全34州の旅 #24  中部ジャワ州 
週末のスマラン、鉄道の旅

文・写真…鍋山俊雄    ジャワ島は両端にジャカルタ、スラバヤの大都市を抱えるが、その間の中部ジャワは古き良き古都の趣を残した街が点在しており、日本で言えば奈良・京都のようなものか。中でも有名なのはボロブドゥール遺跡等があるジョグジャカルタだが、ここはジョグジャ...

インドネシア全34州の旅 #23  西ジャワ州  
緑の中にたたずむ伝統村

文・写真…鍋山俊雄    ジャワ島の中部から東部はジャワ語圏だが、西部はスンダ語を話すスンダ人が中心であり、ジャカルタから少し足を伸ばせば、独特の伝統や生活様式を今でも守っている村を見ることができる。  ジャカルタの西隣であるバンテン州の山中に住むバドゥイ...

Life

インドネシア映画倶楽部 第16回 「ただの人として(HANYA MANUSIA)」 
警察プロデュースの刑事アクション

文・横山裕一    映画が始まる。スクリーンに冒頭からインパクトあるカットが続く。怪しげな男が口笛を吹く口元のアップ、ギラつきながらも澱んだ瞳のアップ。一方で猿ぐつわをされうめき声を上げる少女の口元、縛られた手、怯えた目のアップ。これらのカットがフラッシュバック...

インドネシア映画倶楽部 第15回 「スシ・スサンティ ラブ・オール(SUSI SUSANTI LOVE ALL)」 
国民的英雄の栄光と苦悩

文・横山裕一    インドネシア初のオリンピック金メダリスト、バドミントンのスシ・スサンティ選手の現役時代を、周囲からの愛と時代の苦悩を交えて描いた作品。国民的英雄である彼女は、2018年インドネシアで開催されたアジア大会でも聖火を灯す役割を果たしている。 ...

インドネシア映画倶楽部 第14回 「僕にイスラムを教えて(AJARI AKU ISLAM)」
宗教を越えた愛と現実

文・横山裕一    愛し合った若い男女は宗教の違い、民族の違いを乗り越えられるのか。この作品はイスラム教徒が大半を占めるインドネシアならではのテーマであるとともに、イスラム教が台頭する世界各国、国際化の進む日本をも含めて身近となりうるテーマである。  中華...

台風、千葉、一時帰国 
停電の中、考えたこと

私は台風15号が千葉県を直撃した日に日本に一時帰国し、短い被災生活を経験した。 政府とマスコミにとっては「人ごと」の災害のようだったが、地球の気候変動でどんな災害も起こり得る今、誰にとっても「人ごと」と言える災害はない。 インドネシアに住んでいてももちろん、災害とは無縁で...

賀集さんの「千葉愛」エコバッグを販売

チレボンでバティック工房を主宰する賀集由美子(かしゅう・ゆみこ)さんが、台風被害に遭った千葉のマップを描いたエコバッグを作りました。東京の隣なのに意外と知られていない千葉の地理がよくわかります。観光名所や名産品などが細かく書き込まれ、「千葉愛」にあふれたマップ。なぜ、賀集さんが「...

インドネシア映画倶楽部 第13回 「愛は盲目(CINTA ITU BUTA)」 
アジア融合のラブコメ

文・横山裕一    目が見えていても見えない愛と、目が見えないからこそ見える愛。韓国・釜山の美しい街並を背景に、インドネシア人の若い男女の愛をユーモアをふんだんに交えて描いた、ちょっと切ないロマンス・コメディ映画。  韓国・釜山で観光ガイドをしているディア...