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編集長日記 
ジャカルタ、イースト菌日和

 突然、熱中し始めたのがパン作りだ。子供のころに母が時々、パンを作ってくれたが、冬はこたつの中にパン種を入れたり、発酵させるのが大変そうだった。イースト菌の発酵に最も適した温度は27〜36℃。ジャカルタの気温は大体これぐらいなので、室温で放り出しておけば良い。勝手に膨らみ、あとは...
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インコ侍 7 捕らわれの姫

   小太郎の鳴き声に応じて、  「ピキョキョキョキョキョキョ……」  確かに、近くで噛虎(かみとら)の呼び鳴きの声がする。  声が最も大きく聞こえた部屋に入ったが、姿は見当たらなかった。  「確かに、この辺りで聞こえたはず……」  「あっ、これは...
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ミレニアルの肖像
Puradhi Mahatva Yusanto Putra (23)
学生、ジャワ舞踊家

 音楽が聴こえてきた時、自然に体が動きました。何をやっているのか、自分ではよくわかっていなかったのですが、うれしくて幸せな気持ちでいっぱいでした。父もジャワ舞踊家だったのですが、私を見て、「この子は踊りが上手だ!」と言いました。私がまだ5歳だった時のことです。  音楽を聴い...
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かたかたインドネシア #56

 毎度のことですが、苦労するのがネタ探し。そこへ、意外な救世主が現れました。インドネシアで最も有名な飲料水のAQUA(アクア)です。ちなみに、ここで使われている「Q」という文字は通常のインドネシア語で使われることはなく、記号や外来語(借用語)でのみ使われます。ところが、面白いこと...
Kyoai Medical Service

Food

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西宮奈央さんのMASAK KIRA-KIRA 
#9 チェコ風ジャガ芋のパンケーキ

 ここ数年、わが家を毎年訪れるチェコ人の友人がいます。1年の約半分をインドネシアの離島で過ごす前と後にバンドンのわが家へ立ち寄り、数日間、のんびりしていきます。その間に時々、チェコ料理を作ってくれます。 遠い国の家庭料理を食べられるのは楽しく、彼の料理は大体、自分でも試しに作って...
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西宮奈央さんのMASAK KIRA-KIRA 
#8 桜色のビーツのペスト

 ペスト(Pesto)はイタリア料理で使われる調味料で、バジル、オリーブオイル、松の実、チーズをペースト状にしたもの。素材を変えて、いろいろな味を楽しむことができます。今回ご紹介するのはビーツのペストです。  「食べる輸血」と言われるほど栄養価の高いビーツはインドネシアでも...
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桜の和菓子と抹茶で「春」を楽しむ 
ホテル・アストン・ラスナで+62和菓子教室開催

 4月4日、クニンガンのホテル・アストン・ラスナで、『+62』主催の「桜の和菓子教室」が開かれた。日本人のほか、日本に関心を持つインドネシア人計14人が参加した。春らしいイチゴ大福や桜色の練り切りを作り、抹茶の点て方を習って、和菓子と抹茶を楽しんだ。  講師は大阪在住で、外...
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西宮奈央さんのMASAK KIRA-KIRA 
#7 タンドリー風の焼き魚

 ヨーグルトとスパイスで漬け込んでからグリルしたタンドリーチキン、お好きですか? 実は、同じような漬けだれを使って焼いた魚もまた、おいしいのです。  ヨーグルト効果でしっとりし、スパイスは風味付けだけでなく消臭効果も期待できます。バンドンのように海のない街では、ピカピカに新...

Travel

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【特集】ふしぎの島ニアス 3 海のお風呂 
トゥレロト Tureloto

 朝、まだ暗いうちに、戸を「Permisi, permisi(すみません)」とうるさくたたく音で、たたき起こされた。Pが出ると、「団体なので、宿泊代50万ルピア」と言われる。計算より3万ルピア多いがまぁいいか、と払うと、次にまたうるさくたたく音がして、「エクストラベッド代が入って...
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【特集】ふしぎの島ニアス 2 石を跳ぶ 
バウマタルオ Bawomataluo 
オラヒリファウ Olahili Fau

 ニアスで恐らく最も有名なのが「石跳び」(lompat batu)。石を積んだ高さ2メートル超の台を、跳躍して飛び越える。走り高跳びのようなものだが、棒などの支えも、手も使わないし、身1つで跳ぶ。元々は「戦いのための訓練」だったそうだ。攻めて行った村の塀を跳び越えて村の中に入るた...
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【特集】ふしぎの島ニアス 1 闇をのぞく 
グヌンシトリ Gunungsitoli

 メダン空港の搭乗口からバスに乗り込んだ人数はそれほど多くなく、バスが停まった所に待っていたのは、久しぶりのプロペラ機だった。プロペラ機は揺れるかと思ったが、揺れたのは飛び立った最初だけで、あとは順調だ。山と雲がたっぷりと連なるスマトラ島の広大な陸地を抜けるまで、結構な時間がかか...

インドネシア全34州の旅 #7 
南東スラウェシ州(上) 
波の音しか聞こえない、ぜいたくな空間

文・写真…鍋山俊雄  スラウェシ島の中では、マナドがある北スラウェシ州、マカッサルやトラジャがある南スラウェシ州が日本人にはなじみのある州だと思う。  南東スラウェシ州は「K」のような形をしたスラウェシ島の右足に当たる。インドネシアでは政府が重点的に観光開発する10の...

Life

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編集長日記 
ジャカルタ、イースト菌日和

 突然、熱中し始めたのがパン作りだ。子供のころに母が時々、パンを作ってくれたが、冬はこたつの中にパン種を入れたり、発酵させるのが大変そうだった。イースト菌の発酵に最も適した温度は27〜36℃。ジャカルタの気温は大体これぐらいなので、室温で放り出しておけば良い。勝手に膨らみ、あとは...
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インコ侍 7 捕らわれの姫

   小太郎の鳴き声に応じて、  「ピキョキョキョキョキョキョ……」  確かに、近くで噛虎(かみとら)の呼び鳴きの声がする。  声が最も大きく聞こえた部屋に入ったが、姿は見当たらなかった。  「確かに、この辺りで聞こえたはず……」  「あっ、これは...
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ミレニアルの肖像
Puradhi Mahatva Yusanto Putra (23)
学生、ジャワ舞踊家

 音楽が聴こえてきた時、自然に体が動きました。何をやっているのか、自分ではよくわかっていなかったのですが、うれしくて幸せな気持ちでいっぱいでした。父もジャワ舞踊家だったのですが、私を見て、「この子は踊りが上手だ!」と言いました。私がまだ5歳だった時のことです。  音楽を聴い...
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かたかたインドネシア #56

 毎度のことですが、苦労するのがネタ探し。そこへ、意外な救世主が現れました。インドネシアで最も有名な飲料水のAQUA(アクア)です。ちなみに、ここで使われている「Q」という文字は通常のインドネシア語で使われることはなく、記号や外来語(借用語)でのみ使われます。ところが、面白いこと...
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編集長日記 
風景としての「カルティニ」

 映画「カルティニ」(2017年、ディアン・サストロワルドヨ主演)を見た。  カルティニの子供時代から始まり、婚前閉居(初潮後の女性は結婚するまで家を出ないというジャワ貴族の慣習)の間にオランダ語の書籍を読みふけり、閉居を解かれてオランダ人らと交流し「活躍」する姿、オランダ...