2人で勤めていたジャカルタの広告代理店を辞めて、次の仕事を探したんです。シンガポールでキャリアアップするか、バリ島に行くか?と考えていた時、「デザイナーとビデオグラファー募集」という求人広告を見つけました。それがバリ島ウブドにある広告会社だったので、新婚旅行ついでにバリへ行って面接を受けたら、2人とも採用されました。シンガポールは給料が良いし、キャリアアップにもなるから希望していたんだけど、ウブドで面接を受けたら、すっかりここの環境に魅せられてしまって……やっちゃえ!って感じで。
今はその会社は辞め、セシルはフリーでイラストの仕事、リノは別の会社のビデオグラファーとして働いています。あとは、自分たちでデザインした服を作ってるところです。野心家ではないので、将来の夢は自分のブランドを作りたいとか大それたものではなくて、手作り雑貨を売る小さな店が欲しいな、とか、犬の保護施設を作りたいな、とか。映画監督になりたいです。
セシリア・ヒダヤット
1983年、ジャカルタ生まれ。通称セシル。ジャカルタの広告代理店でアートディレクターとして働いた後、フリー。同じ広告代理店で働いていたリノと結婚し、3年前にバリ島へ移住。
リノ・ブンガワン
1984年、バンドン生まれ。セシルと同じ広告代理店でグラフィック・デザイナー、ビデオグラファーとして働いた後、セシルと結婚し、セシルとともにバリ島へ移住。
2000年以降に成人(20歳)となる、すなわち、現在36歳以下の人口を「ミレニアル世代(Millenials)」と呼ぶ。デジタル・ネイティブであり、国境にとら…
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