インドネシア・ミレニアルの肖像 Mulyono (22)  農業、ガイド

インドネシア・ミレニアルの肖像 Mulyono (22) 農業、ガイド

2016-10-03
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 インターネットを始めたのは2010年。ワルネット(ワルン・インターネット)でEメール・アドレスとフェイスブックのアカウントを作りました。フェイスブックを始めたのは、バドゥイの村を訪ねてくれた人たちなど、外の友達と簡単につながれるから。オーストラリア、日本、オランダ、アフガニスタンなど、外国人の友達も10人ぐらいいますよ。

 インスタグラムは1年ほど前に始め、バドゥイの外の人たちに向けてバドゥイの文化や生活を発信するツールとして使っています。華やかな写真があふれる中、素朴さがいいでしょう。例えば、僕の飼っている鶏。バドゥイでは鶏を飼うのが義務なんです。ほかにアップしている写真は、ヤシ砂糖を作っているところや機織りをしているところなど、村の人や村での生活の様子。村での携帯電波は弱いのですが、山の上まで登れば電波をつかまえられ、スマホからアップできます。

 バドゥイではインターネットは禁止されています。インターネットには良い面と悪い面があると思いますね。でも、好むと好まざるとにかかわらず世界は進歩しているので、自分だけ変わらないでいると、取り残されます。

 フェイスブックやインスタグラムのフォローで、バドゥイの外の世界を見られるのは素晴らしいです。でも、知れば知るほど、自分の文化であるバドゥイの方がどんどん好きになっていくんです。都会は1〜2週間ぐらいいる分にはいいけど、ずっといると飽きます。都会には昼も夜もないじゃないですか。バドゥイの暮らしの方が良いと思う。

 まだ西ジャワの外に行ったことがありません。行ってみたい外国はイギリス。英語が世界共通語になっているので、一体どんな国なのか見てみたいんです。

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Instagram
@mulyono_nasinah

バドゥイの村での暮らしぶりや村の人々、自分や家族の写真をアップしている。薪を運ぶ人、バナナを運ぶ子供、鶏を運ぶ人、ヤシ砂糖を作っているところ、猫、機織りをしている女性。手織り布などの直販も行っている。

ムルヨノ
1994年、西ジャワのバンテン州生まれ。バドゥイの中で、決まりの比較的緩やかな「外バドゥイ」に属す。バドゥイの代表を務めるサルピンさんの長男。バドゥイでは学校教育が禁止されており、「Pusat Kegiatan Belajar Masyarakat(PKBM)」で高校までの教育を受けた。

インドネシア・ミレニアルの肖像 イントロダクション
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