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Life

Sleep Call

【インドネシア映画倶楽部】第59回「スリープ・コール」 都会の女性が抱える心の隙間の末路は

「スリープ・コール」(Sleep Call)大都会ジャカルタで生きる女性のストレスフルな毎日、そうした日常生活から生み出される闇を描いた傑作のサスペンス・スリラー。文と写真・横山 裕一 大都会ジャカルタで生き、金銭問題や人間関係に疲れた女性が抱える孤独や寂しさといった心の隙間をどう埋め... Read More...
Opra

【インドネシア映画倶楽部】第58回「オルパ」 夢を求めるパプア民族少女の自立の行方は

「オルパ」(Orpa)パプア州ビアク島出身のテオ・ルマンサラ監督の初監督作品。パプアの抱える問題や現状、また人々の生きる強さを描く。文・横山裕一 パプアの山岳部に住む貧しい家庭で親に反発して自らの夢を求めて行動に出る少女の物語。本作品はインドネシアをはじめオランダやロシア、アメリカなど... Read More...
みるみる青に染まる布

天皇陛下のバティック、作ったのは誰? ジョグジャの産地を訪ねて

インドネシア訪問中、2023年6月22日にボロブドゥール遺跡を訪れた天皇陛下は、バティックのシャツを着用されていた。紺と黒、茶色の伝統色で、一面のかわいらしい花のような模様の中に、翼や草花が浮かび上がる。このバティックは、ジョグジャカルタ郊外イモギリのギリロヨ村で制作された。ここは女性パワーのみなぎる、ちょっと面白い... Read More...
ジャカルタ・グッド・ガイドのミュージアム・ツアー

ジャカルタに見所はいっぱいだ! ガイド付きツアーで街歩き

よく言われるのが、「ジャカルタに見る所は何もない」。ところが、「観光」と「街歩き」という、ジャカルタに非常に似つかわしくなく思える「ジャカルタ・ウォーキング・ツアー」が今、インドネシア人に人気だ。ジャカルタの歴史的な場所の数々を、ガイドの解説を聞きながら巡り、街歩きを楽しむ。いくつか主催団体がある中で、「ジャカルタ・... Read More...
スザンナ(予告編より)

【インドネシア映画倶楽部】第57回「スザンナ 聖なる夜」 インドネシアホラー名作の再リメイク版

「スザンナ 聖なる夜」(Suzzanna Malam Jumat Kliwon)ホラー映画からインドネシアの文化・社会を知る?! 「インドネシア・ホラーの金字塔」的な作品のリメイク。「聖なる夜」とは? インドネシアの有名な幽霊「スンデルボロン」とは? ジャワの文化や時代背景が知れて興味深い。文・横山裕... Read More...
Jendela Seribu Sungai

【インドネシア映画倶楽部】第56回「水の都、夢を開く窓」 南カリマンタンの魅力あふれる友情物語 

「水の都、夢を開く窓」(Jendela Seribu Sungai)夢が窓をたたく時、川がそれをかなえてくれる——。川と共に暮らす南カリマンタン・バンジャルマシンの子供たち3人が、それぞれの夢に向けて、励まし合いながら進んでいきます。伝統的な暮らしがたっぷり盛り込まれ、バンジャルマシンに行きたくなります。... Read More...
Fujii Kaze and the piano Asia Tour

「そよ風」が来た 藤井風ジャカルタ公演レビュー

2023年7月7日に南ジャカルタ・コタカサブランカで開催された「Fujii Kaze and the piano Asia Tour」と題する藤井風ジャカルタ公演。アジアツアーをするほどの人気アーティストなのに、舞台に上がった藤井風はサンダル姿で、まるで「ふらっと歌いに来ました」とでもいう雰囲気。藤井風の音楽をデビュ... Read More...
紙に手押しした飯塚さんの絵。黒と赤

「イルカに乗っても届けに行くよ」 飯塚さんデザイン、みどりさんのロンボクコーヒー

ロンボク島で暮らしながら、ロンボクの自然や人々を温かいまなざしで描き続けた、画家の飯塚正彦さん。2016年には、同じロンボク島に住む岡本みどりさんの依頼により、ロンボクコーヒーのパッケージ・デザインを手がけました。飯塚さんとみどりさんの二人で作り上げたデザインには、二人のロンボクへの思いが詰まっています。ロンボクのコ... Read More...
Onde Mande!

【インドネシア映画倶楽部】第55回「オンデ・マンデ!」 ミナンカバウ世界の雰囲気満載コメディ

「オンデ・マンデ!」(Onde Mande!)「今年のコメディ映画の中では一番楽しかった。地方色満載でお薦めです」と横山裕一さん。スマトラ島ブキティンギ近くの村で、20億ルピアの懸賞金に当たった老人が急死する。懸賞金を村の立て直しに使おうと考えていた、と知った村人たちは、なんとか懸賞金を受け取れないかと考え…... Read More...
「ルザート」店内

さよならルザート クニコさん追悼

多数のインドネシア在留邦人に親しまれたレストラン「ルザート」オーナーだった重田久仁子(クニコ)さんが2023年5月29日、亡くなりました。「インドネシアという雄大な山をてくてくと歩いてきた」と語ったクニコさん。追悼を込めて、「南極星」2014年4月号より、「ルザート」閉店時の特集記事を再掲します。文と... Read More...
Hello Ghost

【インドネシア映画倶楽部】第54回「ハロー・ゴースト」 笑って泣ける韓国コメディ映画のリメイク版

「ハロー・ゴースト」(Hello Ghost)自殺志願の青年が、4人の幽霊に振り回されるうちに孤独感を忘れていき……韓国映画のインドネシア版リメイク。笑って泣ける完成度の高いコメディ映画で、インドネシアらしさも楽しめる。文と写真・横山裕一 2010年韓国作品で日本でも2012年に公開さ... Read More...
Buya Hamka

【インドネシア映画倶楽部】第53回「ブヤ・ハムカ」 インドネシア史に影響を与えたイスラム指導者の大河ドラマ

「ブヤ・ハムカ」(Buya Hamka)イスラム指導者であり政治家であったブヤ・ハムカの生涯をたどる大河ドラマ。制作に9年、インドネシア映画では破格の部類に入る総制作費600億ルピア(約5億7000万円)をかけた3部作の大作として構成されていて、今回がその第1弾。日本占領期も含むインドネシアの現代史をたどる上... Read More...

飯塚正彦さんオンライン作品展 「唐辛子島を愛す」 

「+62」選、飯塚正彦さんのオンライン作品展です。ユーモラスで、くすっと笑いを誘う作品もあれば、飯塚さんの心象風景を表したかのような幻想的な作品もあります。飯塚さんの愛したロンボク島、ロンボクの自然と人々への温かいまなざしが、一枚一枚の絵に凝縮されています。(文・池田華子、写真提供・飯塚成美さん。仮タイトルは、整理の... Read More...

「Yesという絵を描きたい」 ロンボクの日本人画家、飯塚正彦さん

ロンボク島で2020年に急逝した、画家の飯塚正彦さん。1999年からロンボク島に住み、ロンボクの人や自然を主な題材にした、明るくユーモラスな絵を描き続けていました。その知られざる作品と、多くの人に愛された人となりをご紹介します。(文と写真・池田華子)スケッチブックを開く飯塚さん(飯塚亜弓さん提供)飯塚... Read More...
Vigo

【インドネシア映画倶楽部】第52回「ヴァルゴ・アンド・ザ・スパークリングス」 JKT48元メンバーがスーパーヒーローに

「ヴァルゴ・アンド・ザ・スパークリングス」(Virgo & The Sparklings)JKT48の元メンバーがコミック原作のスーパーヒーロー役で主演。さわやかな女子高生によるヒーローらしからぬヒーロー物語は、笑いも含めて終始楽しく鑑賞できる娯楽大作。面白いので、是非!文と写真・横山... Read More...
Kembang Api

【インドネシア映画倶楽部】第51回「花火」 日本映画「三尺魂」のリメイク版

「花火」(Kembang Api)日本映画「三尺魂」のリメイク。インドネシア版では、花火に記されたジャワ語「Urik Iku Urip」(人生は輝かしい)が物語のカギになる。俳優4人の緊迫した会話劇が舞台を見ているようだ。文と写真・横山裕一 2018年公開された日本映画「三尺魂」のイン... Read More...
Bismillah Kunikahi Suamimu

【インドネシア映画倶楽部】第50回「神の名において、あなたの夫と結婚します」 イスラム世界ならではのラブストーリー

「神の名において、あなたの夫と結婚します」(Bismillah Kunikahi Suamimu)インドネシアで「ポリガミ」(poligami)と呼ばれる多重婚がテーマで、その中での愛情、誠実さ、自己犠牲が描かれます。多重婚をテーマにした映画はこれまでにもあり、その都度、論議を呼んできました。今回は現代ジャカ... Read More...
JJJLP

【インドネシア映画倶楽部】第49回「遠き道のり 帰るのを忘れないで」 ロンドンが舞台の人気映画第二弾

「遠き道のり 帰るのを忘れないで」(Jalan Yang Jauh Jangan Lupa Pulang)家族から遠く離れ、英国ロンドンにいる主人公。彼女の帰るべき場所は家族なのか、それとも別の場所なのか。現代インドネシアの家族のあり方、主人公の自立と自分らしく生きる模索が描かれている。前作に続き、ヒットの予... Read More...
Autobiography

【インドネシア映画倶楽部】第48回「自叙伝」 ジャワの片田舎で展開する傑作サスペンス

「自叙伝」(Autobiography)「上映を待ちに待った作品」と横山裕一さん。国際映画祭でも数々の受賞を果たした注目作品が満を持しての登場です。文・横山裕一 2022年ベネチア国際映画祭でインドネシア映画として初めて上映され、東京フィルメックスで最優秀作品賞を受賞するなど、多数の国... Read More...
「ハレの日」用バティック

金杉駐インドネシア大使の「バティックの心得」

インドネシアのビジネスシーンや公的な場で欠かせない、バティックのシャツ。それをほぼ毎日着ているのが金杉憲治・駐インドネシア日本大使だ。NHKの人気番組「サラメシ」に金杉大使が登場した時、日本の視聴者のツイートは「大使メシ」よりも「大使のシャツ」に集中した。カラフルでど派手なバティックのシャツは相当なインパクトだったよ... Read More...
Puisi Cinta yang Membunuh

【インドネシア映画倶楽部】第47回「殺しの愛の詩」 巨匠が手掛ける初のホラー映画とは

「殺しの愛の詩」(Puisi Cinta yang Membunuh)2023年の第一作目は、巨匠ガリン・ヌグロホ監督が初めて手がけるホラー。「従来とは異なるジャンルを作るべきだと考えた」と監督が語る、「新しいホラー」とはどのようなものか。CGはいっさい使用せず、ほとんどのシーンは昼間でありながら、恐怖感を作... Read More...
Cek Toko Sebelah 2

【インドネシア映画倶楽部】第46回「隣の店をチェックしろ 2」 華人社会を描いた人気コメディ映画の第2弾

「隣の店をチェックしろ 2」(Cek Toko Sebelah 2)インドネシアでの華人社会の抱える問題を取り上げつつ、小ネタギャグの応酬が随所に散りばめられたコメディ作品。今年の笑い納めにどうぞ。文と写真・横山裕一 2016年に公開され大ヒットしたコメディ作品「隣の店をチェックしろ」... Read More...
G20の看板が掲げられた教育省ビル

2022年インドネシア流行語大賞は「G20」 コロナ禍からついに脱却

+62が主宰しツイッター投票で決める「インドネシア流行語大賞」。粘る「納豆チャレンジ」を僅差で振り切ったのは「G20」! 今年のインドネシアの世相とともに読み解きます。(文と写真・知る花)大賞は「G20」 コロナ禍の終わりを象徴インドネシア在住ではない私が挙げるのもなんだけど「G20」かなぁ。... Read More...
ルミネのポップアップ・ストア

インドネシアの注目ブランドをセレクト ルミネの「アシュタ」ポップアップ

 いま注目のインドネシアと日本のデザイナーズ・ブランドを「ミックス&マッチ」させた、ルミネ(本社・東京都渋谷区)のポップアップ・ストアが12月13日、ジャカルタ・SCBDの「アシュタ」1階にオープンした。2023年2月28日までの期間限定。 扱っているブランド数は48、うち28がインドネシアのブランド... Read More...
Sri Asih

【インドネシア映画倶楽部】第45回「スリ・アシィ」 インドネシアコミックのオリジナルヒーローが映画で復活

「スリ・アシィ」(Sri Asih)インドネシア版「スーパーウーマン」、インドネシアコミックのヒーローが映画化でよみがえる。社会問題を背景にしたアクション映画で、「ハリウッド作品にも引けを取らない」と横山裕一さんが高く評価。文と写真・横山裕一 1950年代にヒットしたインドネシアコミッ... Read More...
VRインスタレーションはこの一室で

失われた風景と記憶 VR映画「諸行無常」

ジャカルタの街の変遷を描くVRアニメ映画「諸行無常」(Penggantian/Replacements)が南ジャカルタ・クマンのアートスペース「ディアログエ」で上映中だ。牧歌的だった1980年から、モスクとコンビニが乱立する現在に至るまで。街の変化をVRで実体験しながら、変化の中で失われたものが見る者に突き刺さる。日... Read More...
インドネシア人に話を聞く伊勢真一監督

「いまはむかし」11月にジャカルタで上映会、監督も来イ 日本軍政期のインドネシアを知る

日本統治下のジャワでプロパガンダ映画を制作していた映像編集者・伊勢長之助さんの足跡を、映画監督である息子の伊勢真一さんがたどる映画「いまはむかし〜父・ジャワ・幻のフィルム」。約30年かけて制作され、2021年に公開。ロングラン上映し、キネマ旬報文化映画ベストテン3位になった。今年11月、作品の舞台となったインドネシア... Read More...
「7番房の奇跡」

【インドネシア映画倶楽部】第44回「7番房の奇跡」 冤罪の父親と娘の親子愛

「7番房の奇跡」(Miracle in Cell No.7)筆者の横山裕一さんは、「まんまと涙を流してしまいました。展開はありがちで先が読めるのですが、うまく乗せられてしまう、という感じでしょうか。いい作品だと思います」とお薦め! 韓国映画のリメイクですが、インドネシアらしい情景が味わい深く盛り込まれています... Read More...
賀集さん原画の新作チャップ・バティック

賀集さんの新作チャップ・バティック「イルカとマンゴー」が出来た!

 2022年7月、西ジャワ州インドラマユにあるエディさんのバティック工房を訪ねた時のこと。賀集由美子さんが制作した「ペン子ちゃん」などのバティック・チャップ(判)がいくつか置いてあって、最新の「猫とバティック」チャップを押したばかりの布もあった。 賀集さんは自分の制作したチャップをエディさんの工房に預け、布に... Read More...
Mencuri Raden Saleh

【インドネシア映画倶楽部】第43回 「ラデン・サレを盗め」 名画をめぐり二転三転する痛快アクション

「ラデン・サレを盗め」(Mencuri Raden Saleh)「オーシャンズ」シリーズをほうふつとさせる「ラデン・サレを盗め」。ターゲットがインドネシアの名画、というのもワクワクさせられる。監督は「フィロソフィ・コピ」シリーズのアンガ・ディマス・サソンコ、主演は大人気のイクバル・ラマダン。映画館のポ... Read More...