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Life

インドネシア映画倶楽部 第26回 「ワメナより愛を込めて(CINTA DARI WAMENA)」 
友を想うことの大切さ 
(TANAKHIR FILMS特別ネット配信より2013年作品)

文・写真 横山裕一    歌は魂に響き、歌詞は心を揺さぶる。楽しい時も苦しい時も、唇には歌を。 友を想うが故に厳しいことも言い、好きな人を想うが故に別れることもある。主人公は歌う。「信じちゃいけない、夢は来たけどもう行ってしまった…」  本作品は、ジャカルタからみると遥か遠く、パプア州の山岳地帯、...

インドネシア映画倶楽部 第25回 
番外編「#自宅待機 (#dirumahaja)」

文・写真 横山裕一    新型コロナウィルスの感染拡大で、ジャカルタが緊急対応として自宅待機要請が始まって一週間余り。同時に映画館を含めた娯楽施設も閉鎖となり、同稿も開店休業となってしまった。  ソーシャルメディアでは「#自宅待機(#dirumahaja)」と言うハッシュタグが飛び交い、ここ数日...

インドネシア映画倶楽部 第24回 「メッカへ行くぞ(MEKAH I’M COMING)」 
大巡礼めぐるドタバタコメディ

文・写真 横山裕一    イスラム教徒にとって重要な意味を持つメッカ大巡礼をめぐってのコメディドラマ。中部ジャワ州の片田舎とジャカルタを舞台にドタバタ喜劇が続く。  自動車修理業を営むエディはエニと相思相愛。しかしエニの父親は反対で、娘を金持ちの男性と結婚させようとする。このためエディはエニを幸...

インドネシア映画倶楽部 第23回 「野生のサイ、リキ(RIKI RHINO)」 
絶滅危惧の動物たちの冒険アニメ

文・横山裕一    数年前、西パプアのジャングルを取材していて、今更ながらふと気づいたことがあった。「そうか、子どもの頃世界の珍しい動物や秘境探検のテレビ番組、本を見て、憧れていた大自然のある国、インドネシアに今いるんだ」  日本では動物園でしか見ることのできない動物がまさに野生で生息している国...

インドネシア映画倶楽部 第22回 
番外編「MRTのある風景」

文・写真 横山裕一    2013年以降、年間100本以上が制作・公開されているインドネシア映画。映画はその時代ごとの社会や政治、流行などに影響され、映像に反映される。ジャカルタならではの風景でいえば高層ビル街やその夜景、渋滞もそうだろう。  こうした中、最近スクリーンで頻繁に姿を現しだしたのが...

【編集長日記】シンガポール、「初恋」の一夜

 私が窪田正孝という俳優を好きなことは、以前に「編集長日記」の「窪田君、『ス・ゴ・イ』」に書いた通りです。要約すると、「無から有をつくり出す『演技』というクリエーション」に引かれた、ということ。当初は同一人物だと気付かずにスルーしていたほどの別人となり、そこに存在することによって虚構の作品を実在の世界へと変える、窪田君...