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Life

インドネシア映画倶楽部 第21回 「ミレア ディランの想い(MILEA SUARA DARI DILAN)」 
大ヒット三部作最終章・二人の恋の行方は

文・横山裕一    前作から早くも一年、「ディラン」シリーズの最終作が本作品である。第1作「ディラン1990」(2018年公開)では観客総数約632万人、第2作「ディラン1991」では約525万人を動員した。いずれも詳細データのある2007年以降で歴代2位、3位の観客動員数を記録する、大ヒット作だった...

インドネシア映画倶楽部 第20回 「スムスタ・あらゆるもの(SEMESTA)」
気候変動に向き合う民族のドキュメント

文・横山裕一    環境破壊に伴う気候変動。この影響は赤道の約8分の1を占める範囲に国土・領海を占めるインドネシアでも深刻で、この作品では各地の民族、部族がいかに自らの伝統風習、文化、信仰のもと対応しているかを興味深い7つのエピソードとしてオムニバスで紹介している。  バリヒンドゥー信仰で生きる...

インドネシア映画倶楽部 第19回「草根の唄(NYANYIAN AKAR RUMPUT)」 
20年にわたる真実追求の声

文・横山裕一    いまや当然の権利であるかのような「言論の自由」。しかし、わずか20年前までのスハルト独裁政権の下では、政治批判しようとする者は当時の権力に抑えつけられ、多数の悲劇が起きた。  本作品は「ある若者」が20年前に起きた人権侵害の未解決事件「民主活動家13人行方不明事件」の解明を求...

インドネシア映画倶楽部 第18回 「いつかこの物語をあなたに (NANTI KITA CERITA TENTANG HARI INI)」 
家族愛ゆえの葛藤と心に残るセリフの数々

文・横山裕一    正月第1弾から、見ごたえのある、心温まる作品が公開された。年始休みの時期だったとはいえ、2020年1月2日の公開から6日間で85万人を超える観客を動員した話題作となっている。  父母と20代の三兄妹による家族の愛がテーマの作品で、それぞれの心の動き、感情が細やかに描かれている...

インドネシア映画倶楽部 第17回 「ハビビ & アイヌン 3 (HABIBIE & AINUN 3)」 
自立を目指す若き女性を描く

文・横山裕一    2019年9月に死去したハビビ元大統領原作で、愛妻アイヌン夫人との物語を描く第3弾。第1作では二人の出会いから、結婚、そしてアイヌン夫人との死別までを、第2作は若きハビビ氏の西ドイツ(当時)留学時代が描かれた。そして第3弾の今回はアイヌン夫人の若き学生時代を中心に描く。  医...

ヨーヨー・マの初公演に歓声 
アンコールは「ブンガワン・ソロ」

 チェリストのヨーヨー・マは6日、ジャカルタ・クマヨランのジャカルタ・インターナショナル・シアターで、インドネシアで初めてのコンサートを開いた。  チケットは約100万〜約1000万ルピアと高額だったが、前売り券は売り切れ、約2500席がほぼ満席となった。訪れた聴衆は、開演前にヨーヨー・マの写真の前で記念撮影をし...