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Life

インドネシア映画倶楽部 第16回 「ただの人として(HANYA MANUSIA)」 
警察プロデュースの刑事アクション

文・横山裕一    映画が始まる。スクリーンに冒頭からインパクトあるカットが続く。怪しげな男が口笛を吹く口元のアップ、ギラつきながらも澱んだ瞳のアップ。一方で猿ぐつわをされうめき声を上げる少女の口元、縛られた手、怯えた目のアップ。これらのカットがフラッシュバックで積み重ねられる。  同時にプロデ...

インドネシア映画倶楽部 第15回 「スシ・スサンティ ラブ・オール(SUSI SUSANTI LOVE ALL)」 
国民的英雄の栄光と苦悩

文・横山裕一    インドネシア初のオリンピック金メダリスト、バドミントンのスシ・スサンティ選手の現役時代を、周囲からの愛と時代の苦悩を交えて描いた作品。国民的英雄である彼女は、2018年インドネシアで開催されたアジア大会でも聖火を灯す役割を果たしている。  スシ・スサンティ(48歳)は、9...

インドネシア映画倶楽部 第14回 「僕にイスラムを教えて(AJARI AKU ISLAM)」
宗教を越えた愛と現実

文・横山裕一    愛し合った若い男女は宗教の違い、民族の違いを乗り越えられるのか。この作品はイスラム教徒が大半を占めるインドネシアならではのテーマであるとともに、イスラム教が台頭する世界各国、国際化の進む日本をも含めて身近となりうるテーマである。  中華系インドネシア人の青年ケニーは、街頭で出...

台風、千葉、一時帰国 
停電の中、考えたこと

私は台風15号が千葉県を直撃した日に日本に一時帰国し、短い被災生活を経験した。 政府とマスコミにとっては「人ごと」の災害のようだったが、地球の気候変動でどんな災害も起こり得る今、誰にとっても「人ごと」と言える災害はない。 インドネシアに住んでいてももちろん、災害とは無縁ではあり得ない。 千葉での被災体験と、被...

賀集さんの「千葉愛」エコバッグを販売

チレボンでバティック工房を主宰する賀集由美子(かしゅう・ゆみこ)さんが、台風被害に遭った千葉のマップを描いたエコバッグを作りました。東京の隣なのに意外と知られていない千葉の地理がよくわかります。観光名所や名産品などが細かく書き込まれ、「千葉愛」にあふれたマップ。なぜ、賀集さんが「We Love 千葉」なのでしょうか? ...

インドネシア映画倶楽部 第13回 「愛は盲目(CINTA ITU BUTA)」 
アジア融合のラブコメ

文・横山裕一    目が見えていても見えない愛と、目が見えないからこそ見える愛。韓国・釜山の美しい街並を背景に、インドネシア人の若い男女の愛をユーモアをふんだんに交えて描いた、ちょっと切ないロマンス・コメディ映画。  韓国・釜山で観光ガイドをしているディアは韓国の二枚目青年と出会い、婚約をする。...