急速に状況が変わるインドネシアで、入国に必要な最新情報、インドネシア短期滞在で最低限必要な情報をまとめました(随時、更新していきます)。(2024年9月現在)
目次
パスポートの有効期限を確認
インドネシア入国に当たって、パスポートの有効期間は6カ月以上が必要です。念のため、確認しましょう。
e-VOAを事前に取得
観光目的で短期入国する場合、「Visa On Arrival(VOA)」を取得します(30日間、50万ルピア)。インドネシア到着後に窓口でVOAを申請して取得することもできますが、事前に「e-VOA」を取得しておくのがお勧めです。そうすると自動化ゲートを通れるので、迅速に入国できます。自動化ゲートはパスポートをスキャンして通るだけです。
e-VOA取得は下記サイトから行います。
The Official e-Visa Website for Indonesia
https://molina.imigrasi.go.idターミナル2では、窓口でVOAを申請した場合でも「その場で端末に入力が求められた」との情報があります。徐々に全自動化を進める方針のようです。
ちなみにインドネシア出国時も、パスポートをスキャンして自動化ゲートを通る方式となります。
エムポックス水際対策 NEW!!
アフリカなどで感染拡大しているエムポックス水際対策として、「SATUSEHAT Health Pass(SSHP)」での電子申告が義務付けられました。2024年8月29日午後7時からジャカルタのスカルノハッタ空港とバリのングラライ空港で開始し、ほかの空港では順次開始予定です。
下記ウェブサイトから電子申告フォームに記入し、記入後に表示されるQRコードをスクリーンショットまたはプリントアウトしておきます。到着時の空港で、そのQRコードを提示します。子供・幼児も一人ずつ保護者が記入し、スクリーンショットまたはプリントアウトしておきます。
※2024年9月9日現在、QRコードの提示は求められなかったとの情報があります。しかし、電子申告は済ませ、QRコードの準備はしておきましょう。
税関申告は3日前から可能
インドネシアの税関申告は全面的に電子化されています(紙の申告はありません)。
空港のあちこちに税関申告ウェブサイトへと飛べるQRコードが掲示されているほか、荷物をピックアップするターンテーブル付近には、キーボード入力のできる端末も置かれています。
インドネシアに到着・入国してから、スマホでQRコードを読み込み、荷物が出て来るのを待ちながら入力すれば終了です。「送信」後に表示されるQRコード(下写真)を税関で「ピッ」とかざして通ります。
このように、その場でも簡単にできますが、入力を事前に済ませておくと、より安心です。インドネシア到着の3日前から入力できるようになります。入力のやり方は、在インドネシア日本大使館のサイト(下記)に詳しく書かれています。
税関申告の偽サイトも出回っており、インドネシア政府が注意喚起しています。正しいURLにアクセスしていることを確認しましょう。正しいサイトでは、クレジットカード情報などを入力する必要はなく、申告は無料です。
インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)について
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.htmlインドネシア税関の入力画面URL
携帯電話のSIM
インドネシアの携帯電話のSIMは、ターミナル内と出口を出た所にショップがあり、そこで購入できます。
インドネシア国外で購入した携帯電話・タブレット等をインドネシアに90日以上滞在して使用する場合は、先の「税関申告」時にIMEI登録、端末が500ドル以上の場合は税金の支払いが必要です。
登録の仕方は、在インドネシア日本大使館のサイト(下記)に詳しい記載があります。
インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)について
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.htmlブルーバード・タクシーに乗るには
スカルノハッタ空港からジャカルタ市内へ行くのに、安心安全なのは、シルバーバード(Silver Bird)またはブルーバード(Blue Bird)タクシーに、専用の乗り場から乗ることです。
「タクシー」「ブルーバード」などと言って声をかけてくる客引きはいっさい無視し、自力でタクシー乗り場を探しましょう。第3ターミナルの出口を出て、左へずっと歩いて行くと「プレミアム・タクシー」(シルバーバード)乗り場があり、道路を渡った所に通常の「タクシー」(ブルーバード)乗り場があります。
「プレミアム・タクシー」乗り場では、車体の黒い高級タクシー「シルバーバード」に乗れます。タクシー乗り場が混み合っていたり、タクシーの乗り方について不安がある場合は、ここからシルバーバードに乗ってしまいましょう。
通常の「タクシー」乗り場でブルーバードに乗る場合は、まず、整理券発券機で整理券を取ります。「ブルーバード」(Blue Bird)または「ブルーバード以外」(Non Blue Bird)の2つの選択肢があり、「ブルーバード」の方を選びます。番号の書かれた整理券が発券されますので、係員がその番号を呼ぶのを待ち、来たタクシーに乗り込みます。ただし、インドネシア語で呼ばれるので、わからない人は、整理券を係員に見せて確認しましょう。
「ブルーバード以外」のタクシーもすぐ近くに停まっており、整理券の発券機の所で、その運転手がブルーバードの整理券を勝手に取って「こっちです」と自分のタクシーへと誘導しようとします。そうした誘導には乗らず、自分でブルーバードの整理券を取り、助力が必要な場合はブルーバードの制服を着た係員に言うようにしましょう。乗る前には、車体が水色で「Bluebird」と書かれていることを確認しましょう。
このタクシー乗り場にブルーバードタクシーの数は多いのですが、システムの悪さのせいで、乗車はスムースではありません。非常に混雑していて1時間以上待つケースもあります。タクシー以外に、Grab、バス、電車などの交通手段もありますが、慣れない人はやめておいた方が良いでしょう。
空港から市内までのタクシー料金(空港サーチャージ・高速代含む)は、ブルーバードで20万〜30万ルピアぐらい、シルバーバードで30万〜40万ルピアぐらいです。渋滞するともっとかかる場合もあります。
インドネシアで必須のアプリ
下記のアプリはインストールして、アカウントの初期設定を済ませて、すぐに使えるようにしておきましょう。
MyBluebird
ブルーバード・タクシーのアプリです。現在地と行き先を選び、ブルーバード、シルバーバードなどのタクシーをオーダーできます。メーターではなく定額料金(fixed price)にすることもできます。支払い方法は、現金、クレジットカード、電子マネーがあります。タクシーに乗ってから「Live Trip Tracking」で、友人に現在地をシェアすることもできます。
Gojek
バイク・タクシー(GoRide)、アプリ・タクシー(GoCar)、ブルーバード(GoBluebird)などを呼べます。こうした交通系以外に、電子マネーのGoPayが大体どこでも使えますので、現金不可の支払いの場合に利用できます。
Grab
Gojekと同様に、バイク・タクシーやアプリ・タクシーなどを呼べます。
携帯電話番号で登録します。インドネシアではチャット・通話の連絡手段として広く使われています。
必須のインドネシア語
QRIS 電子決済
pakai QRIS 電子マネーで払う