急速に状況が変わるインドネシアで、入国に必要な最新情報、インドネシア短期滞在で、最低限必要な情報をまとめました。実際の運用はその時によって変わる可能性はあるものの、原則的な情報はこちらになります。新しい情報が入り次第、更新していきます。(2025年1月23日最終更新)
目次
パスポートの有効期限は6カ月以上
インドネシア入国に当たって、パスポートの有効期間は6カ月以上が必要です。念のため、確認しましょう。
New!! 2025年3月24日以降、日本国内でのパスポート申請から受領まで2週間程度かかるようになりますので、早めの申請が必要です。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100689419.pdf
なお、在イ日本大使館では、パスポート申請から受領まで2〜3週間程度かかるようになります。
e-VOAを事前に取得
観光目的で短期入国する場合、「Visa On Arrival(VOA)」を取得します(30日間、50万ルピア)。インドネシア到着後に窓口でVOAを申請して取得することもできますが、窓口は行列していることが多く、事前に「e-VOA」を取得しておくのがお勧めです。そうすると自動化ゲートを通れるので、迅速に入国できます。
自動化ゲートはパスポートをスキャンして通るだけです。ビザを見せる必要はなく、入国スタンプもありません。システムの不具合等で自動化ゲートが通れない場合は、仕方ないので、窓口へ行って並びましょう。
e-VOA取得は下記サイトから行います。
★The Official e-Visa Website for Indonesia New!! サイトのURLが変わりました
https://evisa.imigrasi.go.idターミナル2では、窓口でVOAを申請した場合でも「その場で端末への入力が求められた」との情報があります。徐々に全自動化を進める方針のようです。
ちなみに自動化ゲートは、インドネシア出国時も同様に、パスポートをスキャンして通るだけです。
★在インドネシア日本国大使館 インドネシアへの入国・滞在(到着ビザの延長方法、関連リンクなど)
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_01.htmlエムポックス水際対策、運用はなし
2024年8月29日から、アフリカなどで感染拡大しているエムポックス水際対策として、「SATUSEHAT Health Pass(SSHP)」での電子申告が義務付けられました。やり方は、下記ウェブサイトから電子申告フォームに記入し、記入後に表示されるQRコードをスクリーンショットまたはプリントアウトしておきます。到着時の空港で、そのQRコードを提示します。
しかし、運用はされていません。QRコードの提示を求められることもありません。 申告やQRコードの準備は、やらなくても大丈夫です。
税関申告は3日前から可能
インドネシアの税関申告は全面的に電子化されています(紙の申告はありません)。
空港のあちこちに税関申告ウェブサイトへと飛べるQRコードが掲示されているほか、荷物をピックアップするターンテーブル付近には、キーボード入力のできる端末も置かれています。
インドネシアに到着・入国してから、スマホでQRコードを読み込み、荷物が出て来るのを待ちながら入力すれば終了です。「送信」後に表示されるQRコード(下写真)を税関で「ピッ」とかざして通ります。
このように、その場でも簡単にできますが、入力を事前に済ませておくと、より安心です。インドネシア到着の3日前から入力できるようになります。入力のやり方は、在インドネシア日本大使館のサイト(下記)に詳しく書かれています。
税関申告の偽サイトも出回っており、インドネシア政府が注意喚起しています。正しいURLにアクセスしていることを確認しましょう。正しいサイトでは、クレジットカード情報などを入力する必要はなく、申告は無料です。
★インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)について
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.html★インドネシア税関の入力画面URL
携帯電話のSIM
インドネシアの携帯電話のSIMは、ターミナル内と出口を出た所にショップがあり、そこで購入できます。SIMとE-SIMがあり、E-SIMであればQRコードをスキャンするやり方ですので、手続きは簡単です。登録はショップのスタッフが手伝ってくれます。なお、モデムのレンタルはほとんどありません。
インドネシア国外で購入した携帯電話・タブレット等をインドネシアに90日以上滞在して使用する場合は、先の「税関申告」時にIMEI登録、端末が500ドル以上の場合は税金の支払いが必要です。登録の仕方は、在インドネシア日本大使館のサイト(下記)に詳しい記載があります。
★インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)について
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.htmlブルーバード・タクシーに乗るには
スカルノハッタ空港からジャカルタ市内へ行くのに、安心安全なのは、シルバーバード(Silver Bird)またはブルーバード(Blue Bird)タクシーに、専用の乗り場から乗ることです。
「タクシー」「ブルーバード」などと言って声をかけてくる客引きはいっさい無視し、自力でタクシー乗り場を探しましょう。第3ターミナルの出口を出て、左へずっと歩いて行くと「プレミアム・タクシー」(シルバーバード)乗り場があり、道路を渡った所に通常の「タクシー」(ブルーバード)乗り場があります。
「プレミアム・タクシー」乗り場では、車体の黒い高級タクシー「シルバーバード」に乗れます。タクシー乗り場が混み合っていたり、タクシーの乗り方について不安がある場合は、ここからシルバーバードに乗ってしまいましょう。カートが使えるのも、道路を渡る前までです。
通常の「タクシー」乗り場でブルーバードに乗る場合は、まず、整理券発券機で整理券を取ります。「ブルーバード」(Blue Bird)または「ブルーバード以外」(Non Blue Bird)の2つの選択肢があり、左の「ブルーバード」の方を選びます。
「ブルーバード以外」のタクシーもすぐ近くに停まっており、整理券の発券機の所で、運転手がブルーバードの整理券を勝手に取って「こっちです」と自分のタクシーへと誘導しようとします。そうした誘導には乗らず、自分でブルーバードの整理券を取り、助力が必要な場合はブルーバードの制服を着た係員に言うようにしましょう。
番号の書かれた整理券が発券されますので、係員がその番号を呼ぶのを待ち、来たタクシーに乗り込みます。ただし、インドネシア語で呼ばれるので、わからない人は、整理券を係員に見せて確認しましょう。 乗る前には、車体が水色で「Bluebird」と書かれていることを確認しましょう。
このタクシー乗り場にブルーバード・タクシーの数は多いのですが、システムの悪さのせいで、乗車はスムースではありません。非常に混雑していて1時間以上待つケースもあります。タクシー以外に、Grab、バス、電車などの交通手段もありますが、慣れない人はやめておいた方が良いでしょう。
空港から市内までのタクシー料金(空港サーチャージ・高速代含む)は、ブルーバードで20万〜30万ルピアぐらい、シルバーバードで30万〜40万ルピアぐらいです。渋滞するともっとかかる場合もあります。
インドネシアで必須のアプリ
下記のアプリはインストールして、アカウントの初期設定を済ませて、すぐに使えるようにしておきましょう。短期間の滞在であっても、WhatsAppは必須です。
MyBluebird(マイ・ブルーバード)
ブルーバード・タクシーのアプリです。現在地と行き先を選び、ブルーバード、シルバーバードなどのタクシーをオーダーできます。メーターではなく定額料金(fixed price)にすることもできます。やや高めの金額に設定されていますが、渋滞の時には安心です。
支払い方法は、現金、クレジットカード、電子マネーがあります。タクシーに乗ってから「Live Trip Tracking」で、友人に現在地をシェアすることもできます。
Gojek(ゴジェック)
バイク・タクシー(GoRide)、アプリ・タクシー(GoCar)、ブルーバード(GoBluebird)などを呼べます。こうした交通系以外に、電子マネーのGoPayが大体どこでも使えますので、現金不可の支払いの場合に利用できます。
New!! GoPayはコンビニの「Indomaret」(インドマレット)でトップアップ(チャージ)できます。最寄りのIndomaretの場所をグーグルマップスで検索してください。
Grab(グラブ)
Gojekと同様に、バイク・タクシーやアプリ・タクシーなどを呼べます。
WhatsApp(ホワッツアップ)
携帯電話番号で登録します。インドネシアではチャット・通話の連絡手段として広く使われています。略してWA(ウェーアー)とも呼びます。
必須のインドネシア語
QRIS(キューリス) 電子決済
pakai QRIS 電子マネーで払う
minta nomor WA WAの番号を教えて
雨期と乾期 New!!
4〜10月ごろが乾期、11〜3月ごろまでが雨期です。雨期のピークは1〜2月で、特に2月初めに大雨となることが多いです。観光に良いのは乾期です。
ジャカルタでは、乾期にはほとんど雨は降りません。雨期になると、午前中は晴れか曇りで、午後、特に夕方ごろに雨ということが多いです。「一日中、雨」ということはあまりなく、雨の降らない日もあります。雨期の雨は小雨だったり、豪雨だったり、いろいろです。激しい豪雨になると、道はよく冠水し、大渋滞を引き起こします。
しょっちゅう雨が降るので、軽量の折りたたみ傘をバッグに入れておくと便利です。雨が降るとタクシーなどがつかまりにくくなるので、注意しましょう。
豪雨が何時間も続くということはあまりなく、1時間ほど待っていればやみます。あまりにも雨がひどい時は、雨が小降りになったり、雨がやむまで待ちましょう。
インドネシア入国についての口コミ情報をお待ちしております! Email : info@plus62.co.id