今インドネシアへ行くには、どうすればいいの? 入国最新情報まとめ

今インドネシアへ行くには、どうすればいいの? 入国最新情報まとめ

2024-05-30

急速に状況が変わるインドネシアで、入国に必要な最新情報、インドネシア短期滞在で最低限必要な情報をまとめました(随時、更新していきます)。(2024年6月現在)

パスポートの有効期限を確認

 インドネシア入国に当たって、パスポートの有効期間は6カ月以上が必要です。念のため、確認しましょう。

e-VOAを事前に取得

 観光目的で短期入国する場合、「Visa On Arrival(VOA)」を取得します(30日間、50万ルピア)。インドネシア到着後に窓口でVOAを申請して取得することもできますが、事前に「e-VOA」を取得しておくのがお勧めです。そうすると自動化ゲートを通れるので、迅速に入国できます。自動化ゲートはパスポートをスキャンして通るだけです。

 e-VOA取得は下記サイトから行います。

The Official e-Visa Website for Indonesia

https://molina.imigrasi.go.id
国は「JAPAN」、訪問目的は主が「General, Family or Social」、サブが「Tourism, Family Visit, and Transit」、ビザは「B1 - Tourist (Visa On Arrival)」を選択
国は「JAPAN」、訪問目的は「主」が「General, Family or Social」、「サブ」が「Tourism, Family Visit, and Transit」、ビザは「B1 – Tourist (Visa On Arrival)」を選択
日にちは「30 Days」
日にちは30日(30 Days)となる
B1ビザ(30日)の説明。「Apply」をクリック
B1ビザ(30日)の説明。「Apply」をクリックして、手続きを進める。クレジットカードでビザ代金の支払い手続きを終了すると、「支払い完了」を知らせる領収メールが送られて来る

 ターミナル2では、窓口でVOAを申請した場合でも「その場で端末に入力が求められた」との情報があります。徐々に全自動化を進める方針のようです。

 ちなみにインドネシア出国時も、パスポートをスキャンして自動化ゲートを通る方式となります。

税関申告は3日前から可能

 インドネシアの税関申告は全面的に電子化されています(紙の申告はありません)。

 空港のあちこちに税関申告ウェブサイトへと飛べるQRコードが掲示されているほか、荷物をピックアップするターンテーブル付近には、キーボード入力のできる端末も置かれています。

税関申告のURLへ飛べるQRコード。空港内のあちこちに掲示されている
空港内のあちこちに掲示されている、税関申告のURLへ飛べるQRコード

 インドネシアに到着・入国してから、スマホでQRコードを読み込み、荷物が出て来るのを待ちながら入力すれば終了です。「送信」後に表示されるQRコード(下写真)を税関で「ピッ」とかざして通ります。

税関申告をするとQRコードが提示される
税関申告をするとQRコードが表示される

 このように、その場でも簡単にできますが、入力を事前に済ませておくと、より安心です。インドネシア到着の3日前から入力できるようになります。入力のやり方は、在インドネシア日本大使館のサイト(下記)に詳しく書かれています。

 税関申告の偽サイトも出回っており、インドネシア政府が注意喚起しています。正しいURLにアクセスしていることを確認しましょう。正しいサイトでは、クレジットカード情報などを入力する必要はなく、申告は無料です。

インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)について

https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.html

インドネシア税関の入力画面URL

Official Website Direktorat Jendral Bea dan Cukai
ecd.beacukai.go.id
ターミナル3の出口
スカルノハッタ空港、ターミナル3の出口
駐車場ビルへ向かうなら、一番端の「West Lobby」から出る
駐車場ビルへ向かうなら、一番端の「West Lobby」から出る
West Lobbyを出た所にある待合スペース。右手が駐車場ビル
West Lobbyを出た所にある待合スペース。出口から右手が駐車場ビル。タクシー乗り場へは左へ

携帯電話のSIM

 インドネシアの携帯電話のSIMは、ターミナル内と出口を出た所にショップがあり、そこで購入できます。

 インドネシア国外で購入した携帯電話・タブレット等をインドネシアに90日以上滞在して使用する場合は、先の「税関申告」時にIMEI登録、端末が500ドル以上の場合は税金の支払いが必要です。

 登録の仕方は、在インドネシア日本大使館のサイト(下記)に詳しい記載があります。

インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)について

https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.html

ブルーバード・タクシーに乗るには

 スカルノハッタ空港からジャカルタ市内へ行くのに、安心安全なのは、シルバーバード(Silver Bird)またはブルーバード(Blue Bird)タクシーに、専用の乗り場から乗ることです。

 「タクシー」「ブルーバード」などと言って声をかけてくる客引きはいっさい無視し、自力でタクシー乗り場を探しましょう。第3ターミナルの出口を出て、左へずっと歩いて行くと「プレミアム・タクシー」(シルバーバード)乗り場があり、道路を渡った所に通常の「タクシー」(ブルーバード)乗り場があります。

「プレミアム・タクシー」乗り場。黒い車体の「シルバーバード」が停まっている。この左手の、信号のある道を渡ると、通常のタクシー乗り場になる
「プレミアム・タクシー」乗り場。黒い車体の「シルバーバード」が停まっている。ここの左手の、信号のある道路を渡ると、通常のタクシー乗り場になる

 「プレミアム・タクシー」乗り場では、車体の黒い高級タクシー「シルバーバード」に乗れます。タクシー乗り場が混み合っていたり、タクシーの乗り方について不安がある場合は、ここからシルバーバードに乗ってしまいましょう。

 通常の「タクシー」乗り場でブルーバードに乗る場合は、まず、整理券発券機で整理券を取ります。「ブルーバード」(Blue Bird)または「ブルーバード以外」(Non Blue Bird)の2つの選択肢があり、「ブルーバード」の方を選びます。番号の書かれた整理券が発券されますので、係員がその番号を呼ぶのを待ち、来たタクシーに乗り込みます。ただし、インドネシア語で呼ばれるので、わからない人は、整理券を係員に見せて確認しましょう。

タクシー乗車の整理券を取る機械。Blue Birdの一番下にある「Ambil Tiket」(券を取る)にタッチする。「現在の番号」は機能しておらず、マイクを持った係員が番号を読み上げる方式
タクシー乗車の整理券を取る機械。「Blue Bird」の一番下にある「Ambil Tiket」(券を取る)にタッチする。「Nomor Antrean」(現在の番号)は機能しておらず、この画面を見てもわからない。マイクを持った係員が番号を読み上げる方式
奥の青い車体がブルーバード、手前はブルーバード以外のタクシー
奥の青い車体がブルーバード、手前はブルーバード以外のタクシー

 「ブルーバード以外」のタクシーもすぐ近くに停まっており、整理券の発券機の所で、その運転手がブルーバードの整理券を勝手に取って「こっちです」と自分のタクシーへと誘導しようとします。そうした誘導には乗らず、自分でブルーバードの整理券を取り、助力が必要な場合はブルーバードの制服を着た係員に言うようにしましょう。乗る前には、車体が水色で「Bluebird」と書かれていることを確認しましょう。

 このタクシー乗り場にブルーバードタクシーの数は多いのですが、システムの悪さのせいで、乗車はスムースではありません。非常に混雑していて1時間以上待つケースもあります。タクシー以外に、Grab、バス、電車などの交通手段もありますが、慣れない人はやめておいた方が良いでしょう。

 空港から市内までのタクシー料金(空港サーチャージ・高速代含む)は、ブルーバードで20万〜30万ルピアぐらい、シルバーバードで30万〜40万ルピアぐらいです。渋滞するともっとかかる場合もあります。

インドネシアで必須のアプリ

 下記のアプリはインストールして、アカウントの初期設定を済ませて、すぐに使えるようにしておきましょう。

MyBluebird

 ブルーバード・タクシーのアプリです。現在地と行き先を選び、ブルーバード、シルバーバードなどのタクシーをオーダーできます。メーターではなく定額料金(fixed price)にすることもできます。支払い方法は、現金、クレジットカード、電子マネーがあります。タクシーに乗ってから「Live Trip Tracking」で、友人に現在地をシェアすることもできます。

MyBluebird
MyBluebirdアプリ
MyBluebirdアプリ

Gojek

 バイク・タクシー(GoRide)、アプリ・タクシー(GoCar)、ブルーバード(GoBluebird)などを呼べます。こうした交通系以外に、電子マネーのGoPayが大体どこでも使えますので、現金不可の支払いの場合に利用できます。

Gojek

Grab

 Gojekと同様に、バイク・タクシーやアプリ・タクシーなどを呼べます。

Grab

WhatsApp

 携帯電話番号で登録します。インドネシアではチャット・通話の連絡手段として広く使われています。

WhatsApp

必須のインドネシア語

QRIS 電子決済

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