インドネシアのファストフード・チェーン「カリフォルニア・フライド・チキン(CFC)」とは、一体、何なのか? 5つの“びっくり!”を発見したので、ご報告します。
カリフォルニアと(ちょっと)関係がある
元々は、米カリフォルニア州ロサンゼルスで1961年に始まったフライドチキンのチェーン店「パイオニア・テイクアウト」のフランチャイズだった。ジャカルタで1983年に会社を設立して「パイオニア・テイクアウト」を展開していたが、1989年にフランチャイズ契約を終了。ブランドにしっかり「カリフォルニア」を残し、「カリフォルニア・フライド・チキン(CFC)」を開始した。
インドネシア全国に258店
2016年9月現在、全国の直営店は258店、フランチャイズ27店、ジャカルタにある店だけでも90店という健闘ぶり。あちこちで、何となく幌馬車マークが目に入るのも、さもありなん。特に地方での活躍が目立つ。地方空港で飛行機が遅延すると、CFCのボックスが出されたりする。
フライドチキンの味はまぁまぁ
食べ比べたところ、フライドチキンの味はそれほど悪くなかった。そして、値段は大手チェーン店より若干、安い(フライドチキン1個、ご飯、コカコーラのセットが2万3636ルピア)。ストリップ、クランツ、ポップといった、フライドチキン以外のチキンメニューはお薦めしない。
ナシゴレンがある
フライドチキンのほかに、ナシゴレン、ミーゴレン、スパゲティまである。「フライドチキンにご飯が付く」どころではない。
チキンのおまけにCDをもらえる
日本のファストフード店ではフィギュアや食器がおまけに付いたりするのだが、インドネシアの「フライドチキン店」では「CDが付く」のがトレンド。ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)もやっている。
CFCでは今年5月、「パケットNgehitzz」を買うと、大ヒット映画「チンタに何があったのか? 2」のサントラCDがもらえるというプロモーションを展開。現在は、ベビ・ロメオとグレン・フレドリーのCDがおまけに付く。CDが売れなくなったため、インドネシア人アーティストはフライドチキン店との提携に活路を見いだしているようだ。店内には提携アーティストのミュージックビデオが流れている。