インドネシアならでは? どこのファストフード店でもほとんどある「フライドチキンとご飯のセット」。マクドナルドでも、ハンバーガーを食べている人より「フライドチキンとご飯」を食べている人の方が多いような。ファストフード各店の「フライドチキンとご飯」を食べ比べてみました。
ファストフードのフライドチキンは「衣しっとり」ではなく「衣バリバリ」が主流だ。慣れ親しんだ味だからか、インドネシア人には、ちょっと衣がべちゃっとしたマクドナルドのフライドチキンが一番人気。「そう、これこれ!」と票をがっちり引き付け、ケンタッキー・フライド・チキンまで抑えてしまったのだから、フライドチキンを看板にするケンタッキー・フライド・チキンも形無しだ。
フライドチキンは、ケンタッキー・フライド・チキンの味付けが最も濃い。ほかの店では鶏自体にはあまり味を付けずに衣で味付けしているのだが、ケンタッキー・フライド・チキンは肉も衣もしっかり味が付いており、塩辛く感じる。ロッテリアは「ほかとは違う道を行く」という独自路線が(好き嫌いは別にして)、高評価だった。
チャンピオン(H、Qは日本人、P、Eはインドネシア人)


120グラム
フライドチキン:スパイスの量が多く、しっかり味付けされている。濃い味。塩辛い。肉までしょっぱい。
サンバル:甘みが先に来て、後から辛さが来る。

115グラム
衣はバリバリで硬いが、肉は軟らかい。道端の露店で売っているフライドチキンのよう。
サンバル:普通。ニンニクの味が強い。

120グラム
フライドチキン:後味がピリピリ来る辛さ。トウガラシとニンニクを使った「韓国の味」。他製品とは違った特徴がある。
サンバル:トウガラシとニンニクの味で、韓国の焼き肉ソースのよう。ちなみにトマトソースはデルモンテ。

95グラム
フライドチキン:一番小さい。100グラム以下はここだけ。揚げすぎで焦げており、苦い。肉も硬い。
サンバル:ケミカルな味がする。やや苦い。

125グラム
薄めの味。KFCのクリスピーチキンやマクドナルドのチキンと似た系統。
サンバル:タイ・チリ・ソースのようで、鶏に合うかは微妙。

140グラム
衣が生っぽいのが特徴。肉が一番、軟らかい。
サンバル:安定の味。バーガー・キングと似ている。
「ご飯」部門では、「オーガニック・ライス」というこだわりを見せたケンタッキー・フライド・チキンが堂々の1位。

195グラム
唯一、オーガニック・ライスを使う。おいしい。

165グラム
味が良くない。

150グラム
真っ白で、粒の小さい米。

190グラム
水分が多すぎて、軟らかすぎる。

135グラム
普通。少し甘みが感じられる。

145グラム
普通。食べているとバラバラになる。
フライドチキン、ご飯、サンバル、すべての部門で最も不評だったのはA&Wだが、これは購入した店によるのかもしれない。
インドネシアで出会った、フライドチキンにサンバル、紙に包まれたおにぎりのようなご飯、という組み合わせ。最初こそ「なんだこれは?」と思ったものの、慣れると普通になり、次第に病みつきになってくる。日本のファストフード店もやりませんか?!

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