たかが揚げバナナとは言えないピサン・ゴレン。今、来ているブームは西ジャカルタの「ブ・ナニック」のピサン・ゴ レン。分厚い円盤状に固めてあるのが特徴で、パイナップルやナンカなど、バナナ以外のフルーツも人気。
この店ではインドネシア各地のお土産も売られており、セレクションがなかなか良い。特にお薦めなのは各地の珍しいサンバル。中でも、ナニックさんの友人という「ブ・ルディ」のサンバルはスラバヤの有名ブランドだが、販売先を限定しているため、ジャカルタではあまり見かけない。直接、卸してもらっているため、値段は「ジャカルタで一番安い」(ナニックさん)とのことだ。
ほかに、コーヒーやお菓子など。レアグッズとしてお薦めなのは、「ピサンゴレン・マドゥ・ブ・ナニック」の名前とロゴ入りのバナナ型ケース。子供の結婚式の引き出物を何にするか考えた末、これを大量注文し、残りを売っているそうだ。眼鏡やペン、小銭入れなどに使える。
●Pisang Goreng Madu Bu Nanik/Jl. Tanjung Duren No.47, Jakarta Barat/Tel : +62(0)21-2933-5959/5:00-19:00。
「バナナ・レディー」のナニックさん。携帯ケースも、もちろんバナナ柄
ブ・ルディのサンバル
Sambal Khas “Bu Rudy”
Bajak(赤) Rp.29.000
Bawang(黄) Rp.25.000
Ijo(緑) Rp.29.000
スラバヤの有名ブランド。インドネシア人向けなので、手加減のない辛さ。「赤」は非常に辛いがスッキリしている。「黄」は後から来る辛さ。「緑」は、「赤」と「黄」に比べると辛くない。少量で十分、辛いので、長持ちする。荷物に入れる時は包装に注意。
「正座を1時間ぐらいしたみたいな舌になる」(Q)
マナドの魚のサンバル
Sambel Roa JuDes
Rp.29.000
燻製にした「Ikan Roa」(サヨリ)をサンバルにしたもの。日本人の好きな「魚系だし」のうまみが凝縮されている。ただし、辛くて有名なマナド料理だけあって、激辛。缶入りなので、保管や持ち運びは楽だ。
「ご飯と一緒に食べてもすごくおいしい。ただ、辛杉」(H)
ブ・ナニックのバナナ型ケース
Rp.30.000
バナナ型のケースはあっても、「ブ・ナニック」の名前とロゴ入りはここ以外になし。住所と電話番号も入っているので、「これが今、ジャカルタではやっているピサン・ゴレンの店。ジャカルタへ行ったら、買ってみて」とお土産に渡すといいかも。
地球じるしのコーヒー
Bola Dunia, Kopi Bubuk Sinar Baru
Rp.23.000
1911年創業のランプン産コーヒー。インドネシアが中央に配された地球儀を見てジャケ買いしたが、有名ブランドのよう。「類似品に注意」と書かれており、実際、これそっくりにまねした品もあった。苦みがしっかりあって、おいしい。
トウガラシ和えのキャッサバ芋チップス
Christine Hakim, Kripik Balado
Rp.64.000
インドネシア人の有名女優と同じ名前のブランド、パダン名物のキャッサバ芋チップス。トウガラシの甘辛いたれを絡めてある。強烈に甘辛じょっぱく、好き嫌いは分かれそうだが、非常にインドネシアらしい味。
木のカトラリー
1本Rp.10.000
1本ずつ違う手作り感に味がある。柄の長いスプーンは、ジャムの瓶用のほか、マドラー代わりにもなる。木製スプーンはよく見かけるが、フォークは珍しい。
●Pasar Mayestik。