インドネシアの推しを語りつくす「イし本」に「推しはバタックの人」を寄稿した、もっさん。「決めた! 私、『イし本』を書いた人のサインを集める旅に出る」と宣言した。「サインをもらうっていうのは、その人に会えるっていうことやんか?」。なるほど! だが、「イし本」執筆者はインドネシアや日本の各地に散らばっている。なので、ジャカルタのイベントや飲み会に足を運んだり、日本で執筆者の所を回ったり、もっさんのサイン集めの旅が始まった。サインをもらう時には必ず写真をパシャリ。これまでに集まったサインを大公開!

文と写真・もっさん、「イし本」写真・池田華子
ある日、「インドネシアの推しのこと書いてみない?」ってナオ(西宮奈央)さんが突然誘ってくれた「イし本」。編集者の渡辺尚子さんや池田華子さんたちの熱いアプローチのおかげで、子も一緒に書かせてもらえて、参加できてとてもうれしかった。
そうして本が完成して読んでみたら、「なんだ、この本! どの作品も読んでるとそのシーンが浮かぶ、めっちゃ楽しい本やないかっ!」となりました。
そうこうしている間に尚子さんや南洋らっこさんに実際にお会いできるチャンスがあって、「あれ? あれれ?? なんか『イし本』を書いている方が案外、近くにいるんじゃん??」てなって、「よし、『イし本』を書いた人のサインを集める旅に出よう!」と旅が始まったわけです。
目次
「イし本」が出た! 2024年のジャカルタで、ごっそりサインをゲット
石井泰美さん 「今日の大工ニュース」
まずはジョグジャのゼスさん! ジャカルタに来られたタイミングでご飯に行く約束を取り付けた! 自作のハンコを持って来てくれた! かっちょいいーーー。


西村昭さん 「路上の芸能」
お次はお野菜とお米がおいしい!「八百萩」の西村さん。


成田友紀/なりゆきさん 「コーヒー」
なんてったってアイドル、私のなりゆきさん。


武部洋子さん 「仲良しすぎるおじさんたち」「イワン・ファルスを巻き舌で歌う」
どう撮ってもイカしてる、ぶんだ。



西宮奈央さん 「ジマの一族」「サヴのグラ・サヴ」
「写真を撮る」と言うと身構えてロッカーみたいになってしまったナオさん(キュート&パンク)。


渡辺尚子さん 「ブブルアヤムの追いえびせん」「走りながら考える」
ギュイーンとアガッてるポーズが素晴らしい尚子さん。



太田りべかさん 「インドネシア小説」
日本語もインドネシア語も美しい、リベカさん。私もいつかそんな美しい言葉を話せるようになりたい。


池田華子 「ジャカルタ、情景の断片」「チレボンのおいしいもの」
華子さんはちゃんと墨を使って習字でサインを書いてくれた!


しるこさん 「ジャムウづくりの人たち」
お次はしるちゃん、座右の銘は「ジャムウは健康への祈り」。


もっさん 「推しはバタックの人」

まりこスルヤントさん 「お母さん」
私がインドネシアに来た翌年に一度お会いしたことがあった、まりこさん。半ば無理やり、サインをいただいた。

2025年に日本へ! 大阪と京都の人たちに会う
ここまでは「イし本」の出た2024年に、インドネシアに住んでいる人を中心に書いてもらった。2025年も勢いが止まらない。まずは日本で、年始にふさわしい、めでたい方たちにお会いする!
石川あき子さん 「独立系出版社のブックデザインにみるジャカルタの色」
「Calo」というすてきな本屋さんを営んでるアキコさん。


ゆんさん 「学校の友達たち」
ここでまさかのうちの子からもサインをいただける。

佐々木宏実さん 「パンジャの仕事」
その次はワヤン・ハナジョスのひろみさん、防寒着の下に「イし本」のTシャツを仕込んできてくれた!


バリバリインドネシアさん 「チェレンガン」
包まれてぬくぬくしてしまうお二人、チームバリバリさん!


ジャカルタでレアなサインをもらう
松村多悠子さん 「ロロワ市場」
その1週間後にはタユちゃんのサインをゲット! そして、横笛演奏会も始まりました。


横山裕一さん 「魅惑の香り、クレテック」
2月に入り、華子さんの計らいで、横山さんと本名先生ご両名のサインを一度に入手した!


本名純さん 「おちゃめすぎるジャカルタの不良警官を推したい!」


成瀬潔さん 「バリ犬とは…」
ちょっと間が空いて8月には、バリの成瀬さんのサインをいただきました! うちの珈琲のことを知ってくださってたのもうれしかった!


2度目の日本、大阪のブックフェアで起きた奇跡
そうこうしているうちに、11月に、日本のブックフェアに行くことになった! これはレアな方のサインがもらえる予感しかない! 期待に高まる心! だが、出発日の大失態。今までいろんな方からいただいたサイン満載の「イし本」を家に忘れて来てしまい、そのことに空港で気付いた。これから日本へ行くのに、もう取りに戻れない……考えても仕方がない。気を取り直して、現地で「イし本」を再購入。
大阪のブックフェア1日目。
バケツさん 「ジャラン・ジャラン・ギラ(ジャカルタ路地歩きの推し活)」
バケツさんが愛知県から大阪まで、車をすっ飛ばしてご家族と来てくれた! ああ、うれしい。

ウンノヨーコさん 「トラックアンギンとサマサマ」
「アジアンミール」のようこさんと初のご対面! そしてプロの目でうちの珈琲のレイアウトも整えてくださり、この日、珈琲と珈琲のZINEは飛ぶように売れた!


佐藤マタさん 「路上の酒 ANGGUR MERAH」
フェア2日目の夜は京都へ繰り出し、とても楽しみにしていた主水のシュンさんにサインをもらえた!


Snip!さん 「沐浴(ムルカット)のすすめ」
フェア3日目はバリバリさんが遊びに来てくれたおかげで、偶然そのブックフェアに遊びに来られてたSnip!さんのお二人にもサインをいただけた!! うおおおお、まじでうれしい!幸せ!!うおおおおお!となってた。


もう店じまいの時に、一人の若者が「イし本」を買いに来た。キャップをかぶった、背の高い若い男の子だった。「こーへーさんがすごい面白いって勧めてくれたから、買いに来ました!」と、コメントをしてくれて、とても好感の持てる若者だった。でも彼は、私の目の前にいた時にはもう「イし本」を持ってたんだよな。「あれ? なんか違和感? うん、でも、大丈夫だって」と押し込めた違和感。
バリバリさんに大阪から京都まで一緒に車に乗せてもらって帰ったんだけど、途中、お好み焼きを食べに行った時に、二人に見せびらかそうとカバンを探したら、「ない、私のサイン入り『イし本』……あれ? あれ?」。「スーツケースにあるんかな?」って駐車場でスーツケース開けてもすっからかんで、ない。家まで送ってもらった後、もう一回開けてみたスーツケースにも、ない、ない、ないーーーーーー!!!
あれー! どこ行ったー!! 「最後に私の『イし本』見たの、いつやったっけ?」と、ついさっきのことなのに、気持ち的にはだいぶ遠い日の記憶を遡ってるみたいだった。ふと頭に浮かんだあの好青年、キャップをかぶった背の高い若い人! 彼が手に持っていた「イし本」。誰だったっけ?誰かのお勧めで買ったって言ってた!!! あの時、レジをしてたのは尚子さん! 「こうこうこういう理由で」と「イし本」が行方不明になった旨のメッセージを送ったら、「あー! こーへー(KOHEI NASU)さん?」と光の速さでIGのアカウントまで教えてもらえた! そして、もうだいぶ遅いのに、こーへーさんにメッセージを送ってみたら「えええー!」てなって、すぐその好青年に聞いてくれたんです! そしたら「サイン入ってます!」って教えてもらえて、その瞬間、涙が出ました。見つかった!
その「イし本」は、ブースに私の物と一緒に置いてたから、商品だと思って持って行った好青年は何も悪くないのです。そんなとこに置いといた私が悪いのです。でも皆さんのおかげで、つながってつながってつながって、私の手元に戻って来た「イし本」。これって奇跡に近いのでは?! いや、奇跡だよ! すごいな、「イし本」! その節は皆さん、ご協力くださり、本当にありがとうございました!
この奇跡の話もやけど、サインをしていただいた皆様に「本当にどうもありがとうございます」と、今ここでもう一度お伝えしたいです。
再びジャカルタで、サイン集めの旅は続く
南洋らっこさん 「インドネシアの渋谷系バンドWSATCC」
ジャカルタに戻ってから、もらいたて新品ほやほやの南洋ラッコさん。


まだまだイし本サインの旅は続きます。
おまけ
もっさんの始めたこの「サイン集め」、「イし本」関係者の間ではやり始め、互いにサインをし合っています。上に載っていない、レアサインをご紹介します。(文と写真・池田華子)
ピスボンさん 「アリ観察」
衝撃的なアリ観察日記を書いたピスボンさんには、かわいいアリの絵を描いてもらった。


JIMA2さん 「ジャカルタの日本からやって来た中古電車について。」
日本からジャカルタへ来られた時にお会いして、サインをもらう。感心したのは、電車の絵を描こうとしたJIMA2さんが「えっと、どうだっけ……」と言ったら、一緒にいた仲間がさっとスマホを出して電車の写真を見せ、JIMA2さんはそれを見てさささっとスケッチしたこと。つまり、正確なのです!


名取敬さん 「焼酎天国はどこにあるか」
名取さんのページにはまったく余白がない。「こっちに、いっぱい場所が空いてるじゃん?」と隣のJIMA2さんのスペースに名前を書こうとしたので、止めた。ページの下の方に、紙が凹むぐらいの強い筆圧で、「記憶無くしてこそ酒!」との座右の銘(?)を書いてくれた。この日も正しい酔っ払いぶりだった。




