南ジャカルタのダルマワンサ・スクエアにあるレストラン「ドゥワンサ9」で始まった、ジャムーとスナックのペアリング。インドネシアのスナックとジャムーを合わせて楽しみます。「えっ、それって合うの?!」。意外に合うんです。ぜひお試しください。
「ジャムーはいつ飲めばいいんですか? 食前? それとも食後?」。「スウェ・オラ・ジャムー」創業者のノファ・デウィさんはよく、こう聞かれるという。ノファさんの答えは「食事と一緒に!」。胃が空っぽでも満腹でもなく、食べ物がほどほどに入っている状態で飲むのが良いそう。しかし、食事をしながら茶やコーヒーは飲んでも、「ジャムーと一緒に食事」とは聞いたことがない。
ジャカルタで廃れかけていたジャムーを「レトロカフェ」の形で復活させ、ジャムーを知るワークショップも積極的に開催しているノファさんの次の課題は、「日常的にジャムーを楽しんでもらう」ことだ。「ジャムーも(茶、コーヒーなどと同じ)飲み物です。ジャムーによって健康的な食事を完成させ、『ジャムーがないと物足りない』というぐらいになってほしい」。そして、南ジャカルタのダルマワンサ・スクエア内のインドネシア料理店「ドゥワンサ9」で始めたのが、ジャムーとインドネシアのスナックを組み合わせた「Omakase」(お任せ)メニュー。
ワインに食事やチーズをペアリングするように、ジャムーとスナックをペアリングし、ジャムーとそれに合ったスナックを一緒に楽しむことができる。なぜ「Omakase」という日本語の名前を付けたかというと、「日本のレストランの『お任せ』は、楽しみな『サプライズ』(驚き)でしょう? ジャムーも同じで、『サプライズ』でいっぱいだから」とノファさん。

「Omakase」のジャムーは、「スウェ・オラ・ジャムー」の店でも飲めるジャムー・セット7種類「サプタ・サリ」(Sapta Sari)と同じだ。人生の旅にもなぞらえた7杯で、「サプタ・サリ」はお盆にショットグラス7杯を並べていっぺんに出される。しかし「Omakase」では1杯ずつが順番に出され、それぞれ、スナック付き。ジャムーとスナックの組み合わせは「ドゥワンサ9」シェフのヨエルさんとノファさんが話し合って決めたものだ。
色とりどりのジャムーに、工夫を凝らしたスナックが次々に出される。ジャムーを一口飲み、スナックを一口かじる。それからまた、ジャムー。それが「意外に合う」ことにびっくりする。ジャムーの甘みや酸味や苦みは、スナックの味とけんかしそうなもののだが、それがこんなに調和するとは予想外だった。「バランスが取れているでしょう?」とノファさん。新しい味の冒険をしている気分になる。
「味」は重要で、旅行や人々、楽しかった思い出など、いろんな記憶を呼び起こします。酸っぱさ、甘さ、苦さなど、いろんな「味」を探索してみてください
ノファさん
ジャムーに合わせるスナックは、フルーツサラダ(ルジャック)や揚げ春巻き(ルンピア)など、インドネシアでポピュラーな物ばかりだ。「インドネシア・スナックのグルメツアー」をしているような気分になる。そして、「健康のために」とジャムーだけを飲むよりも、スナックをつまみながら飲んだ方が断然、楽しい。
「ジャムーをちょっと試してみたい」という人や、日本からの来客にもお勧めだ。セットはいつでも頼めるが(要予約)、ティータイムに行って、一杯と一品ずつをゆっくり楽しむのが良い。健康的で、インドネシアの食文化を知ることができる、新しい「ハイティー」をどうぞ。
■Dwangsa9 Resto & Lounge
The 101 Jakarta Sedayu Darmawangsa
Darmawangsa Square
Jl. Darmawangsa IX No.14
https://www.instagram.com/dwangsa9/
10:00〜23:00(金土日1:00)
Jamu Omakase
18万8000ルピア(税サ別)、要予約
■Suwe Ora Jamu
www.suweorajamu28.com
IG: suweorajamu28
次ページは、メニューの詳細です。先に知りたい方、答え合わせをしたい方はどうぞ。サプライズが欲しい方は読まないでください

