【中東料理を食べに行こう!】サウジアラビア領事が開いた店  ドゥ・コンシュレイト

【中東料理を食べに行こう!】サウジアラビア領事が開いた店  ドゥ・コンシュレイト

2017-06-09

 「ラウンジ」「領事館で」という名前からして、アメリカン・クラブのような社交クラブかと想像していたが、実は中東料理レストラン! 実際に、ジャカルタに駐在していたサウジアラビア領事が2010年に開いたのだという。その領事はもう帰国し、現在はサウジアラビア・メディナ出身のアリ・アルザイドさんがオーナーとなっている。

 仕切りもなく広々とした部屋にふかふかのソファが並ぶ空間は、レストランと言うより、アラブの富豪宅にお邪魔したかのよう。隅には大型テレビも据え付けられている。家のような雰囲気の中、中東諸国出身の人々が集い、夜がふけるまで、歓談しながらシーシャや中東料理を楽しんでいる。

 毎週火曜はベリーダンス(ラマダン中はアラブ音楽の生演奏に変更)がある。

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Surba Harira
モロッコ料理。ラム挽肉、ヒヨコ豆、ニンジン、ジャガ芋、セロリなど、具だくさんのスープ。グーラッシュに似ているが、香辛料の香りは中東そのもの。ラム挽肉を載せた、ピザのようなピタパンと一緒に食べる。6万ルピア。

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Surba Adas
中東一帯で非常にポピュラーな、レンズ豆のスープ。ジャガ芋、ニンジン、玉ネギ、セロリなどを加え、クリーミー。コレステロールや血糖値を下げる効果があるので、前菜に。レモンを搾って食べる。6万ルピア。

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Surba Rubian
モロッコ料理。エビ、貝、イカなどの海鮮たっぷりの、トマトとパプリカのスープ。ボロネーズソースのように濃厚で、かなり酸っぱい。6万ルピア。

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Kaware
パキスタンに多い、ヤギ足のスープ。中東諸国ではヤギ足を食べないので嫌がる人も多いが、インドネシアでは抵抗なし。フェンネル、シナモン、黒コショウ、丁子などで味付け。ヤギ臭が強いので、レモンを搾って。6万ルピア。

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Mix Grilled
鶏、牛、ラム肉のグリルの盛り合わせ。鶏肉と牛肉の串焼き(Shish)、鶏肉とラム肉の肉団子(Kuftah)、ラムのハツに、ラム肉のソーセージ風(Tarb)。ピーナッツやヨーグルト、オリーブオイルで作った「タヒナソース」に付けて食べる。15万9000ルピア。

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Shawarma
中東のサンドイッチ。道端で売られていることが多い。肉(同店ではラム肉)、レタス、パプリカ、玉ネギ、キュウリなどの野菜をピタパンで巻いた物。食べやすく、中東料理入門にお薦め。6万5000ルピア。

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●D’Consulate/Jl. K.H. Wahid Hasyim No.45-51, Menteng/Tel : +62(0)21-3151-672/10:00-2:00/料金は税10%・サ7%別。
支店/Jl. Epicentrum Boulevard Barat, Karet Kuningan/Tel : +62(0)21-7591-3537/10:00-2:00。

【中東料理を食べに行こう!】目次
ジャカルタにはトルコ、レバノン、モロッコなど、いろいろな中東料理レストランがあります。料理のみならず中東の文化も味わえ、理屈抜きで「中東の豊かさ」を体感できるか…
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