急速に状況が変わるインドネシアで、入国に必要な最新情報、インドネシア短期滞在で最低限必要な情報をまとめました。実際の運用はその時によって変わる可能性はあるものの、原則的な情報はこちらになります。新しい情報が入り次第、更新していきます。(2025年9月22日最終更新)
目次
安全情報に注意 New!!
2025年8月28日から30日にかけて、ジャカルタ、バンドン、スラバヤ、デンパサールなどのインドネシア各都市で、主に議員の好待遇に抗議する大規模デモと治安部隊との衝突が発生し、一部で騒乱状態となりました。事態はいったん落ち着いていますが、デモは頻発しています。安全情報には注意してください。
★在インドネシア大使館ホームページ
https://www.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
★たびレジ登録
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
滞在先の渡航情報や緊急事態発生時の連絡メールが届く

パスポートの有効期限は6カ月以上
インドネシア入国に当たって、パスポートの有効期間は6カ月以上が必要です。念のため、確認しましょう。
2025年3月24日以降、日本国内でのパスポート申請から受領まで2週間程度かかるようになりました。早めの申請が必要です。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100689419.pdf
なお、在インドネシア日本大使館では、パスポート申請から受領まで2〜3週間程度かかります。

旅行日程はインドネシアの祝日を確認してから
旅行日程を立てる際に、インドネシアの祝日を確認しましょう。イスラムの断食明け大祭(レバラン=イドゥル・フィトリ)は長期休暇となり、前後に帰省ラッシュ・Uターンラッシュがあります。ヒンドゥー新年(ニュピ)はバリ島の空港が閉鎖されます。
インドネシアの祝日は太陰暦による宗教的な祭日が多いため、毎年変わります。2025年、2026年の祝日一覧は下記リンクをご覧ください。


税関申告・健康申告・到着カードが一つになった「All Indonesia」の運用開始 New!!
2025年9月1日から、「All Indonesia」の運用が開始しました。「All Indonesia」とは、税関申告、健康検疫申告(SATUSEHAT Health Pass)に、到着カード(Arrival Card)の役割を追加したシステムで、ここにビザも紐付けされています。
9月1日から、ジャカルタ(スカルノハッタ空港)、スラバヤ(ジュアンダ空港)、デンパサール(ングラライ空港)で運用を開始し、10月1日からは、全ての国際空港・海港で施行される予定です。


「All Indonesia」は、インドネシア入国の3日前から入力できます。入力後に到着カード(Arrival Card)QRコードが表示され、登録したメールアドレスにもQRコードが送られて来ます。また、「国籍・パスポート番号・生年月日・パスポート有効期限」で検索すると、申請したQRコードが表示されます。インドネシアに入国したら、入管の自動改札を通って預け入れ荷物を受け取った後、最後に税関を通る時に、このQRコードを読み取り機にかざします。
観光目的で短期入国する場合のビザ、e-VOAも「All Indonesia」で取得できますが、3日前からしか手続きできないため、先にビザを取得しておきたい場合は、従来のインドネシア入国管理局のサイトから手続きを行います(下記「e-VOAを事前に取得」参照)。その他のビザも従来のサイトから取得します。ビザを取得後、「All Indonesia」入力中に「ビザはお持ちですか?」という質問項目がありますので、「Yes」を選択します。ビザ番号を聞かれますので、番号を入力すると、ビザが紐付けされます。
現在、「All Indonesia」にIMEI登録の機能はありません。IMEI登録を行う場合は、税関申告書も同時に入力しておき、空港を出る前にIMEI専用窓口で手続きします(下記「携帯電話のSIMを買うには」参照)。

「All Indonesia」の登録に料金の支払いはなく、クレジットカード情報の入力もありません(ただし、E-VOAの申請をした場合には支払いが発生します)。偽サイトや高額代行サイトにはご注意ください。
★All Indonesia ウェブサイト
https://allindonesia.imigrasi.go.id
★在インドネシア日本国大使館 インドネシア入国時における手続きの変更(「All Indonesia」の導入)
https://www.id.emb-japan.go.jp/itpr_ja/oshirase25_44.html
★入管制作の「All Indonesia」チュートリアル動画
https://www.instagram.com/reel/DN0LXctZqAC/
e-VOAを事前に取得
観光目的で短期入国する場合、「Visa On Arrival(VOA)」を取得します(30日間、50万ルピア)。インドネシア到着後に窓口でVOAを申請して取得することもできますが、窓口は行列していることが多く、事前に「e-VOA」を取得しておくのがお勧めです。そうすると自動化ゲートを通れるので、迅速に入国できます。
e-VOAは「All Indonesia」で取得できます。
★All Indonesia
https://allindonesia.imigrasi.go.id
従来の下記サイトからでも取得可能です。
★The Official e-Visa Website for Indonesia
https://evisa.imigrasi.go.id



VOAを延長する場合、以前はオンラインで手続きが完了できましたが、2025年5月29日以降、オンラインで手続きした後に、滞在する地区の入管事務所(例えば、中央ジャカルタに滞在するなら、中央ジャカルタ入管事務所)へ出頭して手続きすることが必要になりました。通常は、写真撮影などの形式的なもののようです。
★在インドネシア日本国大使館 インドネシアへの入国・滞在(到着ビザの延長方法、関連リンクなど)
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_01.html
IMEI登録が必要な場合は税関申告
携帯電話のIMEI登録が必要な場合は、従来の税関申告サイトに入力します。インドネシア到着の3日前から入力できるようになります。入力のやり方は、在インドネシア日本大使館のサイト(下記)に詳しく書かれています。
税関申告の偽サイトも出回っており、インドネシア政府が注意喚起しています。正しいURLにアクセスしていることを確認しましょう。正しいサイトでは、クレジットカード情報などを入力する必要はなく、申告は無料です。
★インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)について
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.html
★インドネシア税関の入力画面URL
携帯電話のSIMを買うには
インドネシアの携帯電話のSIMは、ターミナル内と出口を出た所にショップがあり、そこで購入できます。SIMとE-SIMがあり、E-SIMであればQRコードをスキャンするやり方ですので、手続きは簡単です。登録はショップのスタッフが手伝ってくれます。なお、モデムのレンタルはほとんどありません。
インドネシア国外で購入した携帯電話・タブレット等をインドネシアに90日以上滞在して使用する場合は、税関申告時にIMEI登録、端末が500ドル以上の場合は税金の支払いが必要です。登録の仕方は、在インドネシア日本大使館のサイト(下記)に詳しい記載があります。
★インドネシア入国時の税関申告書の電子化(e-CD)及び携帯電話等の機種登録(IMEI)について
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.html




ブルーバード・タクシーに乗るには
スカルノハッタ空港からジャカルタ市内へ行くのに、安心安全なのは、シルバーバード(Silver Bird)またはブルーバード(Blue Bird)タクシーに、専用の乗り場から乗ることです。
「タクシー」「ブルーバード」などと言って声をかけてくる客引きはいっさい無視し、自力でタクシー乗り場を探しましょう。第3ターミナルの出口を出て、左へずっと歩いて行くと「プレミアム・タクシー」(シルバーバード)乗り場があり、道路を渡った所に通常の「タクシー」(ブルーバード)乗り場があります。

「プレミアム・タクシー」乗り場では、車体の黒い高級タクシー「シルバーバード」に乗れます。タクシー乗り場が混み合っていたり、タクシーの乗り方について不安がある場合は、ここからシルバーバードに乗ってしまいましょう。カートが使えるのも、道路を渡る前までです。
通常の「タクシー」乗り場でブルーバードに乗る場合は、まず、整理券発券機で整理券を取ります。「ブルーバード」(Blue Bird)または「ブルーバード以外」(Non Blue Bird)の2つの選択肢があり、左の「ブルーバード」の方を選びます。
「ブルーバード以外」のタクシーもすぐ近くに停まっており、整理券の発券機の所で、運転手がブルーバードの整理券を勝手に取って「こっちです」と自分のタクシーへと誘導しようとします。そうした誘導には乗らず、自分でブルーバードの整理券を取り、助力が必要な場合はブルーバードの制服を着た係員に言うようにしましょう。
番号の書かれた整理券が発券されますので、係員がその番号を呼ぶのを待ち、来たタクシーに乗り込みます。ただし、インドネシア語で呼ばれるので、わからない人は、整理券を係員に見せて確認しましょう。 乗る前には、車体が水色で「Bluebird」と書かれていることを確認しましょう。


このタクシー乗り場にブルーバード・タクシーの数は多いのですが、システムの悪さのせいで、乗車はスムースではありません。非常に混雑していて1時間以上待つケースもあります。タクシー以外に、Grab、バス、電車などの交通手段もありますが、慣れない人はやめておいた方が良いでしょう。
空港から市内までのタクシー料金(空港サーチャージ・高速代含む)は、ブルーバードで20万〜30万ルピアぐらい、シルバーバードで30万〜40万ルピアぐらいです。渋滞するともっとかかる場合もあります。
インドネシアで必須のアプリ
下記のアプリはインストールして、アカウントの初期設定を済ませて、すぐに使えるようにしておきましょう。短期間の滞在であっても、WhatsAppは必須です。また、キャッシュレス化が進んでいますので、GoPayは使えるようにしておいた方が良いでしょう。
MyBluebird(マイ・ブルーバード)
ブルーバード・タクシーのアプリです。現在地と行き先を選び、ブルーバード、シルバーバードなどのタクシーをオーダーできます。メーターではなく定額料金(fixed price)にすることもできます。定額料金はやや高めの金額に設定されていますが、渋滞の時には安心です。
支払い方法は、現金、クレジットカード、電子マネーがあります。タクシーに乗ってから「Live Trip Tracking」で、友人に現在地をシェアすることもできます。


Gojek(ゴジェック)
バイク・タクシー(GoRide)、アプリ・タクシー(GoCar)、ブルーバード(GoBluebird)などを呼べます。こうした交通系以外に、電子マネーのGoPayが大体どこでも使えますので、現金不可の支払いの場合に利用できます。

GoPayはコンビニの「Indomaret」(インドマレット)でトップアップ(チャージ)できます。最寄りのIndomaretの場所をグーグルマップスで検索してください。







Grab(グラブ)
Gojekと同様に、バイク・タクシーやアプリ・タクシーなどを呼べます。

WhatsApp(ホワッツアップ)
携帯電話番号で登録します。インドネシアではチャット・通話の連絡手段として広く使われています。略してWA(ウェーアー)とも呼びます。

必須のインドネシア語
QRIS(キューリス) 電子決済
pakai QRIS 電子マネーで払う
minta nomor WA WAの番号を教えて

雨期と乾期
4〜10月ごろが乾期、11〜3月ごろまでが雨期です。雨期のピークは1〜2月で、特に2月初めに大雨となることが多いです。観光に良いのは乾期です。ジャカルタでは、乾期にはほとんど雨は降らないのが通常ですが、2025年は雨期と同じぐらいに雨が降っています。いつも折りたたみ傘の準備はしておいた方が良いでしょう。
午前中は晴れか曇りで、午後、特に夕方ごろに雨ということが多いです。「一日中、雨」ということはあまりなく、雨の降らない日もあります。雨は小雨だったり、豪雨だったり、いろいろです。激しい豪雨になると、道はよく冠水し、大渋滞を引き起こします。
しょっちゅう雨が降るので、軽量の折りたたみ傘をバッグに入れておくと便利です。雨が降るとタクシーなどがつかまりにくくなるので、注意しましょう。ただ、豪雨が何時間も続くということはあまりなく、1時間ほど待っていれば通常はやみます。あまりにも雨がひどい時は、雨が小降りになるか、雨がやむまで待ちましょう。

インドネシア入国についての口コミ情報をお待ちしております! Email : info@plus62.co.id