サテたいちゃんの店

「サテたいちゃん」の店2軒を取材した。1軒はスナヤン競技場の「元祖サテたいちゃん」屋台、もう1軒はボゴールの大学生が始めた店。

①「元祖」スナヤン競技場のカキリマ
Panahan Sate Taichan
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 ブンカルノ競技場の裏門、弓矢をつがえるラーマ像の真ん前で、煙を上げている屋台。

 オーナーはジョッキーさん(30)、スタッフは5人。屋台は同じ場所で1995年に始め、これまではナシゴレンを売っていたが、2016年1月からサテたいちゃんに変えた。

 作り方は、鶏肉を串に刺し、5分ほど焼いて焼き色を付けてから、油とトウガラシ、チキンストックを混ぜた汁に漬ける。サンバルをまぶしたら出来上がり(辛いのが嫌なら「サンバルは別にして」と言うと良い)。鶏肉と皮が交互に刺してある。チキンストックの味さえなければおいしいのではないか、と思える。

 1日の客数は約300人。通常は1人20本ぐらいだが、「男性客3人で、200本食べたのが最高記録」とのこと。近くにあるホテル・ムリアの客や、日本人、韓国人、中国人、オーストラリア人といった外国人客も来るそうだ。

 約50軒の屋台は「ライバルではなく友達」だが、共通の敵は警察。「警察が来たら、屋台を押して、全力で走る! 逃げる! いつ来るかわからないからヒヤヒヤさ」。
●Panahan Sate Taichan/ブンカルノ競技場の裏門の正面/20:00ごろ〜4:00ごろ/サテたいちゃん10本2万ルピア。
 
 
②「進化形」ボゴールの学生が始めた店
Sateatery
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 ボゴール農科大学(IPB)4年生のプリマ君(23)らが4人で、今年4月に始めた店。

 「大学在学中に小規模なビジネスを始めたい、それも、自分が楽しめるビジネスを」と考えていたところ、「サテたいちゃんがはやっているから、何か自分たちでできないか?」と考え付いた。

 出資はプリマ君と、すでに働いているエリス君が折半で800万ルピアずつ。レシピはプリマ君が考えたオリジナルで、味付けは、ニンニク、塩、スダチ。下味を付けた鶏肉を串に刺し、焼くと黒くなってしまうので、油で揚げるのがポイントだ。「サテたいちゃんは白いのが特徴だから、白くないと!」とプリマ君。

 食べてみると、「ちょっと薄いかな?」と思う味の中に、ほんのり塩味と、スッキリしたスダチの味がする。しょうゆをかけたくなる味だ。オリジナル・サンバルは、ここも、結構、辛めだ。

 サテたいちゃんだけでなく、牛肉のサテも炭火で焼いて売っている。濃いめの味付けで、実は、サテたいちゃんよりもこっちが人気だったりする。

 プリマ君は1歳から7歳まで、千葉県松戸市に住んでいた。「自分のルーツの一部は日本」と言い、今でも日本が大好きで、「いつか日本で仕事をしてみたい」。夢は「サテたいちゃんのビジネスを広げること。次はジャカルタかな? いつか、日本でも開きたい」。

●Sateatery/Jl. Babakan Raya, Darmaga, Bogor/15:00〜22:00/インスタグラム:https://www.instagram.com/sateatery/?hl=ja/サテたいちゃん(鶏肉/皮)10本2万ルピア、牛肉のサテ10本2万ルピア。

はやってます! 
日本風の焼き鳥?! 
サテたいちゃん、増殖中。