【インドネシア丸かじり】チレボン丸かじり③ チレボンのクリーム麺

【インドネシア丸かじり】チレボン丸かじり③ チレボンのクリーム麺

2017-10-12

 チレボンへ行ったら、何が何でもミー・コチュロック(mie koclok)なのだ。ミー・コチュロックを食べると、ようやく、「チレボンで、やるべきことをやった」という気になる。

 白いスープに白い麺が浸かっている。真っ白で、涼しげな見た目。ゆでて裂いた鶏とバワンゴレンの茶色がアクセント。麺の傍らには、ゆで卵のスライス(注:卵なしだと見かけが寂しすぎるので、卵付きにするのがお薦めです)。

 ミー・コチュロックの写真を見た日本の方に質問されて、「ココナッツミルクのクリーム麺で……」と説明したのだが、「どんな味か想像がつかない」と言われた。「チレボンのクリームスパゲティー」などと勝手に呼んでいるこの麺、味を表現するのはなかなか難しい。

 特徴は、片栗粉でとろみをつけた、ココナッツミルクのスープ。「どろっ」や「とろっ」とまでは行かず、シャバシャバした液体で、ほんの少し、液体に重みがあると言うか、とろみがついている。

 スープをスプーンですくって口に運ぶ時、ほんの少し、独特のココナッツミルクくささがぷんと漂う。そのほかは、非常に食べやすい。具は、鶏にモヤシ、ゆで卵と、非常にシンプル。ココナッツミルクもそれほど味が強いわけではなく、クセのない味。

 1ポーションが1食分には物足りないぐらいに小さいこともあって、「これは一体、何だろう?」と思いながら食べているうちに、あっという間に食べ終わってしまっている。こうしていつも、ミー・コチュロック探求道は道半ばで終わるのだ。

Mie Koclok Gombang “Pak Rasita”/Jl. Desa Gombang, Gombang, Plumbon, Cirebon/Tel : 0852-9544-4848/10:00–19:00/Mie original Rp.10,000、卵付きRp. 12,000

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