チェリストのヨーヨー・マは6日、ジャカルタ・クマヨランのジャカルタ・インターナショナル・シアターで、インドネシアで初めてのコンサートを開いた。
チケットは約100万〜約1000万ルピアと高額だったが、前売り券は売り切れ、約2500席がほぼ満席となった。訪れた聴衆は、開演前にヨーヨー・マの写真の前で記念撮影をしたり、劇場内でセルフィーをして、ジャカルタでは珍しいクラシック・コンサートを楽しんだ。
曲目は、バッハの「無伴奏チェロ組曲」第1〜6番。チェロのみでの約2時間半の演奏が終わると、大きな歓声と鳴り止まない拍手、スタンディングオベーションが送られた。
アンコールは、インドネシア人のジャズ・シンガー、ディラ・スガンディさんとの共演で「ブンガワン・ソロ」。それまでのバッハとはがらっと違った雰囲気で、インドネシアで愛唱されている曲をチェロで歌い上げた。
ステージの上には黒い布張りのいすがたった一つだけ。それ以外の物は何もない。 午後8時15分、チェロを提げたヨーヨー・マが現れ、歓声にこたえた後、いすに座り、…
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