
つづく
「ペン子ちゃんトリビュート展〜賀集由美子さんの軌跡」に関わってくださった皆様、ご来場くださった皆様、遠くから見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
賀集さんの作られた数々のバティック、友人たちによる愛に溢れたトリビュート作品、賀集さんとコラボしていたチレボンやインドラマユのバティック、賀集さんの師匠によるバティック、全てが一堂に会する場になりました。
これだけ「賀集さんがいっぱい」な場なのですから、賀集さんもここにいらっしゃるはずで、スポットライトが嫌いな賀集さんは「え〜恥ずかしい〜」と言いながら、物陰に隠れて見ておられたのではないでしょうか。
トリビュート作品のテーマは「誰が一番、賀集さんにウケるか?」でした。賀集さん、ウケていただけたでしょうか? 喜んでいただけたでしょうか? 賀集さんとしては誰が一等賞でしょうか?(賀集さんは「えーっ、みんな一等賞だよ」と言いそうですね)
賀集さんの生み出した「ペン子ちゃん」は骨アートになり、パプアを旅行し、空の雲(メガムンドゥン)になり、ひかりを掴み、のんびり釣りをし、バティックの中に遊び……あまりのはっちゃけぶりに、ペン子ちゃんが「ユニバーサル・デザイン」としての力を持っていることを改めて実感しました。
こまつか苗さんの作品「盆栽みたいな賀集さん」は、「賀集さんはいないけど、いる」「賀集さんの作った大勢の人たちの繋がり」を端的に表しています。この絵ではあまりごちゃごちゃしないように登場人物は簡略化されていますが、賀集さんに関わった人たち全てを描いていくと、絵巻物、カインパンジャン、いや、もっと巨大なバティックになるでしょう。
一つだけ願うとしたら、賀集さんと賀集さんの作品がこれだけ多くの人たちに愛されていたことを、賀集さんにお伝えしたいです。
トリビュート展は閉幕しても、これで「おわり」なのではなく、本多トモコさんの作品タイトルのように、「つづく」なのだと思います。これから、賀集さんのやりたかったことを、皆で一歩でも先へと繋げていけたらと願います。賀集さん、見守っていてください。また会う日まで。
+62編集長 池田華子


