インドネシア文化のワヤン(影絵芝居)と日本のマンガ・アニメを組み合わせ、「子供も楽しめるワヤン」として生まれたのが「アニワヤン」だ。大阪・関西万博のインドネシアパビリオンのマスコットを制作したダウド・ヌグラハさんが手がける。
ワヤンは通常、一晩かけて演じられ、物語は難しく、語りはジャワ語だ。子供が見るにはハードルが高い。「インドネシア伝統芸能であるワヤンを子供たちにも楽しんでもらおう」という取り組みの新しいスタイルのワヤンが「アニワヤン」だ。
ダウドさんの作るアニワヤン・シリーズ「キュウリの村」(Desa Timun)は、マメジカ3きょうだいが主人公。マメジカはインドネシアに生息する世界最小のシカで、民話や子供の歌にも登場する人気者だ。マメジカの好きなキュウリがいっぱいの「キュウリの村」を舞台に、そこでの平和な日常をつづる。短いストーリーの中に小さな事件あり、「ハラハラドキドキ」あり、笑いありで、とても楽しい。
子供向けなのでインドネシア語のせりふはわかりやすく、インドネシア文化や子供の遊びなどを自然に知ることができる。外国人がインドネシア語やインドネシア文化を学ぶ教材としても、ぴったりだ。
これまで制作された「キュウリの村」シリーズはオンラインで無料公開されているが、ダウドさんのチームは定期的に「ライブ公演」を行っている。「ライブ公演」では、アニワヤンの実演を見られる上、人形を動かす体験もできる。



約1時間の公演では、ダウドさんが「歌のお兄さん」のようになって、観客も一緒に「キュウリを収穫する歌」を歌ったり、踊ったり。賞品のもらえる「キュウリの村クイズ」もある。観客の目の前で実際に演じられる「ライブ公演」を見た後で、自分で影絵人形を動かす体験もできる。
12月20日(土)に北ジャカルタ・コタトゥアの「ワヤン・ミュージアム」で開催される公演に、親子3組(親1人子供1人のペア3組)を無料でご招待。インドネシア語だが、雰囲気で大体わかるし、言葉がわからなくても楽しめる。コタトゥアやミュージアム観光のついでにどうぞ。

■日時
12月20日(土)
⑴ 10:00〜11:00
⑵ 13:30〜14:30
⑶ 16:00〜17:00
※お好きな回を1つ、お選びください
■場所
北ジャカルタ・コタトゥアの「ワヤン・ミュージアム」(Museum Wayang)
■お申し込み方法
①お名前②Eメール③WA番号④希望する回(上記の ⑴ ⑵ ⑶ いずれか)をご記入の上、メール:info@plus62.co.idまで。12月15日(月)締め切り。応募者多数の場合、厳正な抽選で当選者を決定します。当選者にはWAでご連絡します。
■チケット購入
ご自分でチケット購入される方は、下記サイトからどうぞ。
https://goers.co/aniwayangliveliburan

