2016年11月にジャカルタで開催された「日本映画祭」のオープニングに「ちはやふる」が選ばれました。オープニングに合わせて来イした野村周平さんに好きな百人一首の歌やインドネシアの印象を聞きました。

——かるたのような、日本の伝統文化をどう思いますか?

 日本人だから日本の文化に触れる、ということは少ない。この映画を通して日本の文化を知れて、自分の知識が一つ増えたな、という気持ちです。

——映画を撮る前、百人一首はどんなイメージでしたか? 

 赤点ばかりでしたもん、古典なんか。百人一首なんて絶対覚えたくない。百人一首なんて誰だよ作ったの、と思ってました。そしたらここで、また来たか!百人一首って。今回は深くまで百人一首を探っていき、句一つ一つに意味があったりして、そういう意味では、すごい楽しかったです。

——野村さんが一番好きな百人一首の歌は。

 きれいだな、と思ったのは、かなちゃんと2人で富士山を見ながら言っている「田子の浦」(田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ)。雨で1回、中止になっている撮影なんですよ。

——かるたというのは非常に日本的な世界ですよね。それを外国に伝える。

 フランクじゃないんですよね。日本の文化を強調しているなと思うのは、もう、何もしゃべらず(競技する)。海外だったら、ガムかみながら「いえーぃ」といった感じのスポーツもある。

——なんでこんなにシリアスなんだ?とインドネシア人記者が言っていました。

 シリアスなんだよね。よく、日本人の特徴をとらえている。

——インドネシア映画に出演したいですか?

 もちろん。

——どんな映画に出たいですか?

 インドネシアではやっているのは何ですか?

——アクションからコメディーまで何でもありますが、世界的に有名になったのは、激しいアクションの「ザ・レイド」。

 出たい、出たい。インドネシアは映画の撮影がしやすそうじゃないですか。昨日、食事に行ったレストランに、マフィアが集まりそうな細長い机がありました。そこを急に、血まみれとかにしたいじゃないですか。一人の殺し屋とかが来て。昨日の夜はジャカルタの街中も歩いたんですが、すごい良かった。街中の風景もしかり、高級な場所もしかり。すごくいい映画が撮れそうな気がします。

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野村周平さんインタビュー動画

 
「ちはやふる」監督、小泉徳宏さんに聞く