賀集さんを漢字で表したら。
「えー。漢字でなくてもいいんじゃない?」とどこからか声が聞こえてきそうですが、思い浮かぶのは『進化系』。
腕を怪我した翌日には「ソンケットは手を吊ることもできます」と登場。
「余った布でね、作ったの」と見せてくれたのはくるみボタン。工房の箱の中でおはじきのようにコロコロ。柄が色々でこちら選ぶのが楽しくって仕方がない。
バザーで値段が付いてないことが頻繁にあり「急いでたから。まだ値札付けてない。けど、これ◯◯ルピア」。これを繰り返すうちに、ある時、印刷した価格表がお目見え。
おー!見やすい!
発明したり、進化させたり、賀集さんの周りは新しいものであふれてた。
でもね。工房を訪れると、汗拭き布を首にかけて『どーも、どーも』と言いながら鉄の引き戸まで来てくれる姿は、いつまでも進化して欲しくない私の好きな光景。