一人暮らしを始めた時から繰り返し作ってきたのが、このパン粉のスープです。小腹が空いた時の夜食に、疲れて帰宅して何も作る気がしない夜に、風邪で寝込んで辛い日に、何となく食べたくなった時に、このスープを作ってきました。特別な材料は必要なく、冷蔵庫にある物で、目分量でパパっと作れ、適度にお腹にたまって暖まる。そんなすてきなスープです。お腹の調子がすぐれない時にも。
思い立ってすぐに作れるのが魅力ですので、顆粒スープの素を活用しています。 チーズはパルメザンのようなうまみの強いチーズがおいしいのですが、インドネシアでよくあるプロセスタイプのチェダーチーズでも、もちろん大丈夫。細かくおろして、お使いください。
パン粉もわざわざ買う必要はなく、冷蔵庫にちょっと残っているパンをフードプロセッサー、または目の粗いチーズおろしでおろしてパン粉にします。お好みでドライまたはフレッシュのハーブやスパイスを少し加えても、味の変化が楽しめます。
雨の季節に入りました。少しひんやりするような晩に、ほっと暖まるスープをお試しください。
材料
パン粉 25 g(食パン1/2 切れほど)
おろしチーズ 10 g
卵 1 個
水 250 ml
顆粒スープの素 適量
塩・コショウ 好みで適量
作り方
1.パン粉、チーズ、卵を混ぜ合わせる。
2.小鍋に分量の水を入れて沸かし、顆粒スープの素を溶かす。中火にかけたまま、1を加え、ざっと混ぜる。卵の生っぽさがなくなれば出来上がり。好みでコショウ等を振る。
西宮奈央(にしみや・なお)
イギリス出身の写真家の夫とバンドン在住。ご飯は食べるのも作るのも大好き。インドネシアで簡単に作れる料理をご紹介します。
西宮奈央さんのMASAK KIRA-KIRA バックナンバー
#1 イチゴとクマンギのシャーベット
#2 ココナッツ・レモン・チキン
#3 ソムタム2種
#5 花椒風味の中華風チキン
#6 キャロット・ジンジャー・ケーキ
#7 タンドリー風の焼き魚
#8 桜色のビーツのペスト
#9 チェコ風ジャガ芋のパンケーキ
#10 ナツメヤシのトリュフ
#11 ラープ
#12 キャッサバとココナッツの焼き菓子