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 野菜で作るスープが大好きです。外食が続いて野菜不足だ、中途半端に残っている野菜を使ってしまいたい、なんとなく体調が思わしくない……そんな時、ささっと火を通してブレンダーにかければすぐに出来て、じんわりおいしい野菜スープの心強さと言ったら! 栄養や味の組み合わせを考えて材料を選ぶのも楽しいものです。

 わが家の定番、体の味方のようなポタージュを3つ、ご紹介します。

 スープストックは、顆粒タイプの物なども便利なので、よく利用します。家で作る際も、特に決まった分量はなく、その時々の気分で作っています。

 ほとんどの野菜はおいしいスープになりますし、味見をしながらの目分量で、きちんとおいしくなるのがスープの魅力でもあります。いろんな野菜の組み合わせで楽しんでください。

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チキンストック
野菜の切れ端(ニンジンや大根の皮、セロリの葉の硬い部分、ネギの青い部分、小さなニンニクやショウガのかけらなど)を冷凍庫にためておき、程よくたまったら、鶏手羽適量と一緒に煮込む。

和風だし
昆布と鰹節が基本で、時々、干し椎茸も入れる。

中華風ストック
干しエビ、干し貝柱、干し椎茸、ショウガ、ニンニクなどを適量、煮出す。
 
 
★赤いスープ

材料(2人分)
玉ネギ(中) 1/2個
ニンニク 1片
ビーツ(中) 2個(300〜400g)
ジャガ芋(中) 1個
オリーブオイル 大さじ2+香り付けに適量
チキンストック 700ml
塩、コショウ 適量

作り方
1.玉ネギとニンニクは皮をむいて薄切りにする。ビーツとジャガ芋は皮をむき、火の通りやすい厚さに切っておく。
2.鍋にオリーブオイルを熱し、玉ネギとニンニクを炒める。玉ネギが透き通ってきたらビーツとジャガ芋を加える。さっと油を絡め、分量のチキンストックのうち具材がひたひたになるぐらいの分量を注ぎ、軟らかくなるまで煮込む。
3.ビーツとジャガ芋が軟らかく煮えたら、ブレンダーに移し、滑らかになるまで撹拌する。
4.鍋に戻し、残りのストックを入れて再び火にかける。アクを取りながら煮て、塩とコショウで味を整える。香り付けにオリーブオイルを適量、垂らす。

 
 
★白いスープ

材料(2人分)
玉ネギ(中) 1/2個
カリフラワー(大) 1房(300〜400g)
豆腐(酸味の少ない物) 40g
バター 大さじ1+仕上げに適量
和風だし 700ml
塩 適量
刻み青ネギ、粗挽きコショウ 適量

作り方
1.玉ネギは皮をむいて薄切りにする。カリフラワーは火の通りやすい小房に分けて洗っておく。
2.鍋にバターを入れて熱し、玉ネギを炒める。透き通ってきたらカリフラワーと豆腐を崩しながら加え、分量のだしのうち具材がひたひたになるぐらいの量を注ぎ、軟らかくなるまで煮込む。
3.カリフラワーが軟らかく煮えたら、ブレンダーに移し、滑らかになるまで撹拌する。
4.鍋に戻し、残りのだしを入れて再び火にかける。アクを取りながら煮て、塩で味を整える。仕上げの直前にバターを加えると香りとコクが増す。お好みで刻み青ネギ、粗挽きコショウを振る。

 
 
★黄色いスープ

材料(2人分)
トウモロコシ 2本
卵 1個
中華風ストック 700ml
塩、コショウ、ゴマ油、香草 適量

作り方
1.トウモロコシの実の部分を、目の粗いおろし金ですりおろす。
2.鍋に中華風ストックを煮立て、1のトウモロコシを入れる。あくを取りながら煮て、塩、コショウで味を整える。
3.卵を溶き、穏やかに沸騰させた2に注ぎ、全体を混ぜて、火を止める。ゴマ油を垂らして香りを足し、お好みで香草などを散らす。
 
 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA西宮奈央(にしみや・なお)
イギリス出身の写真家の夫とバンドン在住。ご飯は食べるのも作るのも大好き。インドネシアで簡単に作れる料理をご紹介します。
 
 
 
西宮奈央さんのMASAK KIRA-KIRA バックナンバー
#1 イチゴとクマンギのシャーベット
#2 ココナッツ・レモン・チキン
#3 ソムタム2種
#4 パン粉のスープ
#5 花椒風味の中華風チキン
#6 キャロット・ジンジャー・ケーキ
#7 タンドリー風の焼き魚
#8 桜色のビーツのペスト
#9 チェコ風ジャガ芋のパンケーキ
#10 ナツメヤシのトリュフ
#11 ラープ
#12 キャッサバとココナッツの焼き菓子